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じとう-しょ ―たう― 0 4 【時祷書】

キリスト教徒時課祈り捧げるために用いた祈祷書祈祷文・賛歌のほか、月暦図などを伴う。中世末、王侯貴族のために華麗彩色されたものが残る。聖務日課書。


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時祷書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/01 08:19 UTC 版)

ベリー公のいとも豪華なる時祷書の装飾ページ。1月の「ギフト交換の日」 のイラスト
1470年代後半の時祷書
アンジューの時祷書(1470年代)よりObsecro te(聖母子)の祈り

時祷書(じとうしょ ラテン語horae 英語primer, book of hours)は、現存するものの中ではもっとも多く存在している中世装飾写本である。内容はそれぞれ異なっているが、祈祷文や詩編を集成し、内容に合わせた挿絵をつけて、ローマ・カトリック教会のキリスト教徒としての信仰・礼拝の手引きとして編集したものである。

通常はラテン語で書かれていたが、一部もしくは全体がヨーロッパの日常語で書かれている例もある。数百点の時祷書が今日まで残っており、世界中の図書館や個人のコレクションの中に散在している。

通常、時祷書と呼ばれる中世の写本は、聖務日課書(修道院で伝えられた礼拝について書いた本)を短縮したものである。時祷書は、修道院制度の要素を信徒としての生活に組み込みたいと考えた一般信徒のために編纂されたものである。定時の祈りには、基本的に数編の賛美歌の朗読・唱和に規定の祈りの言葉が伴った。

通常の時祷書の内容は以下のようなものである。

  • 15編の登上の歌を加えた聖母の小聖務
  • 7編の悔罪詩を加えた死者のための小聖務
  • 聖人連祷

ほとんどの時祷書はこのような基本的な内容から始まり、様々な祈祷や礼拝に進む。ミサやキリストの受難への瞑想の際の祈りで使う、Obsecro te(あなたにせつに願う)とO intemerata(おお、けがれなき者よ)の二つの聖母の祈りが加えられていることが多い。




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