春秋会
春秋会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:49 UTC 版)
石山は、戦前から芦田均と二人で春秋会という勉強会を創立し、多くの経営者、政治家、学者、管理職、一般人が会員となって例会を発展させていた。昭和37年12月、石山は藍綬褒章を授与されたが、春秋会での例会挨拶で次のように述べている。「自分は慶應義塾の夜学に学び、現在塾員の待遇を受けているが、いわば福澤諭吉先生の門下生の一人である。先生の訓の中にいわゆる天爵を重んじ、人爵を軽んじていることがある。位階とか勲章とかはなにするものかという気概があった。藍綬褒章を受けて喜ぶとは福澤精神に沿わないと考えた。しかしこのたびの授章の趣旨は、自分が先年発表した決算報告の見方の研究が授章の対象ときいて、内心わが意を得たりと思った。なお、褒章の受章は、文部省の推薦によるもので早大の大浜総長、日大の古田理事長と同列に扱われたことはいささか誇りと思っている。」
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