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星の金貨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/05 10:09 UTC 版)

星の金貨』(ほしのきんか)は、1995年に日本テレビで放送された連続テレビドラマ。この項では、その続編である1996年の連続テレビドラマ『続・星の金貨』、1997年のスペシャルドラマ『星の金貨 完結編スペシャル』、2001年の連続テレビドラマ『新・星の金貨』についても記述する。

目次

星の金貨

ストーリー


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


北海道の美幌別診療所に看護見習いとして住み込みで働く倉本彩は耳と口が不自由な捨て子である。まだ赤ん坊の時に捨てられて以来、育て親が買ってくれたブランコで親を待ち続けている。そんな彩の診療所に医者として赴任してきたのが永井秀一だった。彩は次第に秀一に惹かれていく。

彩の育て親が病死し、秀一は東京へ帰ることになった。空港で自分も連れて行ってとお願いする彩を見て、自分も彩を愛していると気付いた秀一は彩と結婚の約束をする。「すぐに戻るから。そしたら結婚しよう」という言葉を残して。

彩は秀一との約束を信じ、診療所で帰りを待つが、待てど暮らせど秀一は帰っては来なかった。秀一は東京の空港で結城祥子を助けるため、エスカレーターから落ち重態になっていたのだ。秀一の身を心配して東京に一人やってきた彩は秀一の腹違いの弟、拓巳に出会う。そして、拓巳と一緒に行った永世会病院で秀一が大病院の御曹司だと言う事、そして、事故にあったことを聞く。

数日後、秀一は無事、意識を取り戻す。しかし、頭を強く打ったため、秀一は記憶喪失になっていた。秀一は目の前に立っている彩の事をまったく覚えていなかった…秀一は看病してくれる祥子との仲が急速に深まり、彩は辛い日々を送る。そして、そんな彩を愛してしまったのが、秀一と性格が正反対の拓巳だった。

そんな中、ある患者の手術に立ち会った拓巳は、執刀医の体調不良でその手術を途中から受け持つこととなる。だが彼をよく思わない医師の陰謀により容体は急変、その患者は植物状態となってしまう。傾いた経営を立て直すため、秀一は祥子との婚約を結ぶ。また病院の信用にかかわる大問題を引き起こした張本人にされてしまい、病院を解雇された拓巳は、キャバ嬢のもとに身を寄せる。だがやがてそれがただの逃避であること、そして自分が本当に求めている人は彩なのだと気付き、そこを去る。そのころ秀一は自分の過去について話を聞き、真偽を確かめるべく彩に会いに行く。だが彩は、拓巳を失う恐怖と嫉妬に狂ったキャバ嬢に刺され大けがを負っていた。

彩の手術をすることになった秀一は、彩を何とかして助けようと懸命の処置を施す。そしてそんな彼に奇跡が起こった。彼の失われていた記憶が戻ったのだ。完璧な処置により一命を取り留める彩。だが彼女に償いをするため、拓巳が彩を連れ去り、介抱する。やがて回復した彩と共に、拓巳はしばし穏やかな生活を送る。記憶を取り戻した秀一は、もう二度と彩を失うまいと必死に彼女を探し、そして居場所を突き止める。彩を取り戻そうとする秀一と、彩との生活を失いたくない拓巳。二人は互いに彩のことを譲ることはなかった。そして秀一は彩に一通の手紙を拓巳に託した。「自分はすべてを捨てて彩を待つ。もし彩が来なければあきらめる」。拓巳は彩の気持ちを信じてその手紙を見せるが、彩が選んだのは秀一であった。一方秀一は祥子に婚約破棄を申し出て、待ち合わせ場所の東京タワーに向かう。だがその途中、祥子がリストカットをしたと連絡を受け、病院へと向かうこととなる。祥子は一命を取り留めるが、自分の中に秀一の子供がいると秀一に告げる。

秀一が祥子との結婚を決心したと知り、ショックを受ける彩。彩の幸せを思って彩を秀一にゆだねた拓巳は秀一に怒りをぶつけるが、秀一も彩をまだ愛しており、そのことに苦しんでいた。祥子もまた秀一の気持が彩にあることを知り、苦しみの中にいた。彩は、このままで秀一が幸せになれるのか疑問を抱く。

時は流れ、秀一と祥子の結婚式の時。自分の存在が祥子を、秀一を苦しめていると考えた彩は、入水自殺をしようとする。だが説得にあい、彼女は北海道に帰ることにした。それを知った秀一は空港に行き、彩に自分の本当の気持ちを告白する。彩は最後に彼に「生まれてくる子供を私のような不幸な子供にしないで。そしてあなたとのことは後悔しないからあなたも後悔しないで」と頼み、北海道へと去る。秀一は「後悔するわけがない。彩、君には僕のあげられなかった星が降る」と言い残して祥子のもとへ帰っていった。

一年後。彩の診療所に新しい医者が赴任してきた。その人物は、再び医師となっていた拓巳。拓巳は懸命に練習して覚えた手話で彩に伝える。「お前を待ってやる。ただし、百年だけな」と。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


キャスト

スタッフ

  • 脚本 - 龍居由佳里
  • 音楽 - 溝口肇
  • プロデュース - 梅原幹佐藤敦
  • 演出 - 吉野洋、五木田亮一、猪股隆一
  • チーフプロデューサー - 小杉善信
  • プロデューサー補 - 安念正一
  • 演出補 - 谷川功、古賀倫明
  • 製作著作 - 日本テレビ

主題歌

サブタイトル

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 1995年4月12日 愛すれど哀しく… 7.2%
第2話 1995年4月19日 失われた愛の記憶! 帰らぬ恋人のため地の果てまで 10.9%
第3話 1995年4月26日 愛のない記念日…私の恋人を奪わないで 9.2%
第4話 1995年5月3日 愛と死を見つめて…いま蘇る! 愛の記憶 10.9%
第5話 1995年5月10日 心の旅路! 命の限り叫んでも届かない愛 12.5%
第6話 1995年5月17日 恋人を殺さないで! 嫉妬のメス 12.2%
第7話 1995年5月24日 別れの誕生日! 愛の想い出、ありがとう 15.2%
第8話 1995年5月31日 悲しい婚約! 愛する人、さよなら…でも 14.2%
第9話 1995年6月7日 あの胸にもう一度! 命果てるまで愛す… 17.6%
第10話 1995年6月14日 永遠の愛! 記憶が蘇るとき…命が消える 21.8%
第11話 1995年6月21日 愛の復活! 熱く強く今だけを抱きしめて 17.5%
最終話 1995年6月28日 愛のために死す! 愛とは、決して後悔しないこと… 23.9%
平均視聴率 14.4%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

続・星の金貨

  • 放送期間 - 1996年10月9日12月25日
  • 放送時間 - 水曜日22:00~22:54(第1話と最終回は水曜日22:00~23:24)
  • 放送回数 - 12回

ストーリー


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


秀一と別れ北海道に帰ってきた彩と、彼女を追って医師として赴任してきた拓巳。二人は、幸せそうに牛の出産のお手伝いをしたり、充実した日々をすごしていた。そんなある日、東京に居る彩の親友である遠藤園子が結婚することになり、披露宴に出るため彩と拓巳は上京する。その場で彩と秀一は再会する。秀一を忘れきれていない彩に、拓巳はプロポーズをしたうえで、赤と白のバラが一つずつ入った2つの箱をもってきて、彩に選ばせた。中のバラが赤だったら結婚、白だったら結婚の話は白紙。彩は迷いながら一つの箱を開けた。中に入っていたのは赤いバラだった。だが彩がこっそりもう一つの箱を開けると、そこにも赤いバラが。拓巳は慌てて弁解するが、彩は拓巳の求婚を受け入れる。

一方、秀一は祥子と暮らしながら彩の事を忘れられない事に苦しめられていた。心臓病を患っていた祥子は子供の命と引き換えに亡くなってしまう。祥子の葬式で、彩と秀一はまた出会った。落ち込んで家にふさぎこんだ秀一を心配して、拓巳と彩はしばらく東京に残る事にする。そんな彩に秀一は彩を忘れていない事を告げる。秀一の本心を知ってしまった彩の心は再びゆれ始める。

祥子の死に秀一は打ちひしがれる。秀一を心配した彩と拓巳は、看護婦見習いと医師として、東京の病院で働き出す。また祥子の主治医であった矢上は心臓外科医として秀一の働く病院にスカウトされる。これが悲劇の始まりでもあった。互いへの思いを忘れられない二人。拓巳は、自分の彩への思いを抑え、秀一と共に北海道に行くよう彩にすすめる。二人がいざ発とうとした時、拓巳は工事現場で事故に遭ってしまい、下半身不随となってしまう。そのことにより病院への融資が絶たれることになり、さらに秀一は院長職を追われ病院を追放される危機に立たされる。

一時は絶望していた拓巳も落ち着き、また融資も、彩が以前助けた少女が財閥の令嬢だったことで危機を脱する。彩は秀一に嘘をついて、拓巳のもとへ帰っていく。しかし二人はすれ違い、お互いを傷つける。だが二人の間のわだかまりも、拓巳の母の遺言を知ることでなくなった。そして拓巳は、ある少女の手術をすることとなる。はじめは事故の後遺症もありしり込みしていた彼だが、彼女の命を終わらせてはいけないと思い、見事に手術を成し遂げ、医師として復帰する。

秀一と拓巳は二人で話し合った。拓巳は秀一に「自分は彩を諦める」と告げ、秀一も拓巳に「彩をもう一度抱きしめたい」と伝える。そして拓巳は、再び東京タワーの下で、彩と待ち合わせをするよう秀一に言う。だが彩は拓巳のことを思う川村景子に、誤解によって虹彩や角膜に重傷を負う。音と声にくわえ光も失い、生きる気力を失う彩。秀一は彼女をプラネタリウムに連れ出し、涙ながらに思い出話を語る。その涙によって彩は立ち直った。

背任容疑で秀一は院長を解任され、後任として院長の椅子に座る矢上。だが矢上の行動にうすらうすら不信感を抱いていた小泉が水面下で警察への調査依頼をしていた。矢上は小泉に「陰謀」を追及され、逆上する。しかもその矢上が話した「陰謀」の内容を小泉は録音していた。陰謀の証拠となるテープが拓巳によって病院中に流され、矢上も病院を追放され更に御用となる。この際、矢上と秀一の関係そして矢上の過去が露になる。矢上は彩と心中しようとする。その場に連れてこられて見送りをさせられる拓巳。絶体絶命の時、彼に奇跡が起こる。動かないはずの足が動いたのだ。その後駆け付けた秀一によって彩と拓巳は助け出される。矢上は見つからなかった。そして秀一は彩にプロポーズする。

彩と秀一の結婚式。たくさんの人に祝福される秀一は、院長室に指輪を取りに行く。だがそこには、行方不明だった矢上がいた。憎しみに燃える矢上は秀一にナイフを突き立てる。秀一は大量に出血しながらも彩の待つ教会に行き、「彩、綺麗だよ」とこの一言を残し力尽きて崩れ落ちる。だが目も見えず耳も聞こえない彩には何が起こったか分からなかった。

そんな彩に角膜が提供され、角膜移植手術がされることとなった。手術は成功、光を取り戻した彩はある事実を知る。移植された角膜は、亡くなった秀一のものだったのだ。彩は悲しみに自殺しようとするも、拓巳と小泉が懸命に静止する。このとき彩は、自分と秀一の間に子供がいることを知らされたのである。拓巳と小泉の必死の説得により、秀一はまだ自分の中で生きている、と生きる気力を取り戻し、北海道へ帰ることとなる。

秀一に最後、彩を幸せにするよう頼まれた拓巳は、彩と共に行くべきか悩み、あの二つの箱を選ばせる賭けをする。赤いバラの入っている箱を選んだら彩についていき結婚する、そして白いバラの箱を選んだら遠くで見守るという賭けを。彩が選んだ箱に入っていたのは、白いバラだった。単身北海道に戻る彩。彼女のために祈りながら、拓巳は自分と彩と秀一のためにワインを開け3つのグラスに注ぎ、彩が選ばなかった箱から白いバラを取り出す。

北海道に戻った彩は、ブランコに揺られながらおなかを撫で、自分の中にいる愛する人を思い、星空を見上げていた。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


キャスト

  • 倉本彩 - 酒井法子
  • 永井秀一 - 大沢たかお
  • 永井拓巳 - 竹野内豊
  • 結城祥子 - 細川直美
  • 遠藤園子 - 西村知美
  • 小泉美和 - 田中美奈子
  • 沢井梨花 - 宝生舞
  • 矢上俊明 - 沢村一樹
  • 川村景子 - 戸田菜穂
  • 新井義彦 - 北原雅樹(グレートチキンパワーズ)
  • 永井美智代 - 酒井和歌子
  • 結城貴子 - 丘みつ子

スタッフ

  • 脚本 - 山崎淳也
  • 音楽 - 溝口肇
  • プロデュース - 梅原幹
  • 演出 - 吉野洋、五木田亮一、大平太、古賀倫明
  • チーフプロデューサー - 小杉善信
  • 製作著作 - 日本テレビ

主題歌

  • 酒井法子 「鏡のドレス」

※この曲は、上海ドラマ『1メートルの光』の挿入曲として使用されていた(許諾を得たのかは不明)。

サブタイトル

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 1996年10月9日 永遠の愛ふたたび…彩、僕の瞳に星がうつるか?輝く蒼い星が 24.0%
第2話 1996年10月16日 絶対に許されぬ愛…お前ら最低の人間だ 23.6%
第3話 1996年10月23日 神様が私を試している…愛と裏切りの涙 19.9%
第4話 1996年10月30日 運命の別れ…一生分の幸せをありがとう 20.2%
第5話 1996年11月6日 暴かれた愛の真実…もう一人の兄弟の罠 21.8%
第6話 1996年11月13日 涙が枯れた最後の嘘 さよなら…愛する人 20.9%
第7話 1996年11月20日 君を抱きしめたままそっと僕は死にたい 19.1%
第8話 1996年11月27日 実母の自殺…彩さん拓巳の事をお願いね 19.2%
第9話 1996年12月4日 女の愛が男を立ち直らせる…奇跡の復活 21.7%
第10話 1996年12月11日 衝撃の失明!愛する人をもう見られない 23.5%
第11話 1996年12月18日 残された限りある時 二人が結ばれた夜に 22.7%
最終話 1996年12月25日 満天の星空から一枚の金貨が地上に降りた
奇跡は起き愛は永遠を約束された
26.4%
平均視聴率 21.9%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)





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