旧高旧領取調帳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 19:45 UTC 版)
旧高旧領取調帳(きゅうだかきゅうりょうとりしらべちょう)とは明治時代初期に政府が各府県に作成させた、江戸時代における日本全国の村落の実情を把握するための台帳である。
- ^ 伊勢国の旧高旧領取調帳の内、桑名藩領分に「明治(2)己巳年ヲ用ユ」との記載あり。
- ^ a b c 千葉県編纂の旧高旧領取調帳の内、安房国の一部の村高に「明治4年改増」、上総国の一部の村高に「天保6年改増」「天保12年改増」「嘉永3年改増」「嘉永6年改増」「安政5年改増」「文久3年改増」「明治2年改増」「明治4年改増/減」「明治6年改増」、下総国の一部の村高に「天保6年改増」「天保10年改増」「天保11年改増」「天保13年改増」「天保14年改増」「天保15年改増」「弘化2年改増」「弘化3年改増」「弘化4年改増」「嘉永2年改増」「嘉永3年改増」「嘉永4年改増」「嘉永5年改増」「嘉永6年改増」「嘉永7年改増」「安政2年改増」「安政6年改増」「文久3年改増」「慶応2年改増」「慶応3年改増」「明治年中改増」「明治元年(中)改減」「明治2年2月改増/減」「明治3年改増」「明治4年(中)改増/減」「明治4年2月改減」「明治4年3月改増/減」「明治4年6月改増/減」「明治4年10月改増/減」「明治4年11月改増/減」「明治4年12月改増/減」「明治5年(中)改増/減」「明治5年3月改減」「明治5年10月改増」「明治5年12月改増」「明治6年改増」「年月不詳改減」との記載あり。
- ^ 常陸国の旧高旧領取調帳の一部の村高に「辛未上知改高」「辛未改入高」(明治4年)との記載あり。
- ^ 磐城国の旧高旧領取調帳の内、宮城県管轄の刈田郡・伊具郡・亘理郡の3郡分に「明治2年取調旧高」、白河郡の内高田藩領分に「本文ノ廉辛未年間新規高受相成候分」(明治4年)、菊多郡分に「明治9年取調旧高」との記載あり。
- ^ 秋田県管轄の陸中国鹿角郡分の旧高旧領取調帳に「明治5壬申年取調旧高」との記載あり。
- ^ 若松県管轄の越後国東蒲原郡分の旧高旧領取調帳に「明治4年調高」との記載あり。
- ^ a b 丹波国氷上郡・多紀郡の2郡分は旧高旧領取調帳が現存しない。
- ^ a b c d e 丹後国・美作国・備前国・備中国・伊予国の旧高旧領取調帳の内、一部の村高に「(明治)4年旧高」との記載あり。
- ^ 岩代国の旧高旧領取調帳の内、信夫郡足守藩領分に「明治3年取調旧高」、若松県管轄の会津郡・大沼郡・耶麻郡・河沼郡の4郡分に「明治4年取調旧高」との記載あり。また明治8年に磐城国石川郡から岩代国岩瀬郡へ移管となった2村に関しては「明治元年取調旧高」との記載あり。
- ^ a b c d 岩手県管轄の陸前国気仙郡分、越前国内の吉田郡・南条郡の2郡分、三重県管轄の紀伊国北牟婁郡・南牟婁郡の2郡分、山形県管轄の羽後国飽海郡分の旧高旧領取調帳に「明治元年取調旧高」との記載あり。
- ^ 肥後国求麻郡分の旧高旧領取調帳に「明治4合併新置県ノ際郷村受取ノ節旧高」との記載あり。
- ^ 明治9年(1876年)5月25日の第2次府県統合により青森県から岩手県へ移管された陸奥国二戸郡に関しては旧高旧領取調帳の重複があるが、岩手県提出の『厳手県管轄旧高取調帳』では「明治元年取調旧高」と記載されているのに対し、明治9年10月付で青森県が提出した旧高旧領取調帳では「明治4年旧県ヨリ郷村受取高」と記載されている。
- ^ a b c 大分県管轄の豊前国下県郡・宇佐郡の2郡分の旧高旧領取調帳には、大分県管轄の豊後国と同様に調査年度の記載がない。
- ^ a b c 壱岐国・対馬国の旧高旧領取調帳には調査年度の記載がないが、同じ長崎県管轄の肥前国の旧高旧領取調帳の冒頭に「明治6年取調旧高」の記載があるのでここに分類する。
- ^ a b c 日向国の旧高旧領取調帳には調査年度の記載がないが、同じ鹿児島県管轄の大隅国・薩摩国の旧高旧領取調帳に「明治12年取調旧高」との記載があるのでここに分類する。
- ^ a b 琉球国・松前嶋に関しては、そもそも旧高旧領取調帳が作成されたかどうか不明である。
- 1 旧高旧領取調帳とは
- 2 旧高旧領取調帳の概要
- 3 概要
- 4 参考文献
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