日産・プリンスロイヤル
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プリンスロイヤル(Prince Royal)は、日産自動車に吸収合併される以前の旧・プリンス自動車工業が開発し、1967年から1972年にかけて日産自動車が7台を製造し、宮内庁へ納入したセダン型御料車。
注釈
出典
- ^ “創立90周年企画:御料車「プリンス・ロイヤル」と名車「スカイライン」の歴史”. ブリヂストン (2021年4月14日). 2023年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e f yoshi-senna (2011年9月26日). “御料車プリンスロイヤル搭載W64型エンジン”. みんカラ. 2024年1月22日閲覧。
- ^ 日本車における無給脂シャシによるメンテナンスフリー化は、プリンス自動車が先鞭をつけたものである。
- ^ ヤナセ公式サイトより。
- 1 日産・プリンスロイヤルとは
- 2 日産・プリンスロイヤルの概要
- 3 概要
- 4 脚注
日産・プリンスロイヤル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:49 UTC 版)
日産・プリンスロイヤルは一般向け販売はされない御料車専用車種で1967年(昭和42年)に導入された。初の日本製御料車として、後に日産自動車と合併するプリンス自動車工業が開発、製造した。ほぼ手作りに近い品質管理が行われ、内装も西陣織をふんだんに使用するなど最高品質が追求された。 宮内庁と外務省(大阪万博開催時の国賓送迎用として2台が納入された。内1台は1978年に宮内庁に移管されたのみ)に7台が製造された。1980年(昭和55年)11月から翌1981年(昭和56年)3月にかけて、1台が寝台車対応のワゴンタイプに改造され、昭和天皇の大喪の礼などで使用された。 イギリス女王エリザベス2世やアフガニスタン国王ザヒル・シャー、インドネシア大統領スカルノ、アメリカ合衆国大統領ロナルド・レーガンを始め、各国の要人を乗せたほか、第125代天皇明仁の即位の礼などで使用され、戦後の重要な役割を果たした。 これまでの車種の中では最も長く使用されたが、2000年代に入り、経年劣化が進んだうえ、部品の調達が困難になってきたことなどを受けて、2004年(平成16年)に製造元の日産自動車が宮内庁に用途廃止を願い入れ、後継車種の導入に合わせて引退することが決まった。2012年現在、3号車が昭和天皇記念館に展示されている。
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