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日本文明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/21 01:01 UTC 版)

日本文明(にほんぶんめい、にっぽんぶんめい)とは、日本列島あるいは日本人(日本人と区別して日本民族ともいわれる)に固有の文明社会[1]を想定する用語である。




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  1. ^ 現代においては「文明」概念は必ずしも一致した定義を与えられているとは言えず、論争的である。近代においては西欧社会の圧倒的な影響力を背景に、その呼称はヨーロッパの文明社会によって独占されていた(工藤庸子著『ヨーロッパ文明批判序説―植民地・共和国・オリエンタリズム』東京大学出版会、2003年)。しかしながら、ヨーロッパ中心的な歴史観からの脱却とともに、現代では多元的な文明社会を肯定し、それを元に比較文明論という学問分野が成立している。「日本文明」という呼称・規定はこの比較文明論的な用法によって存立しうるが、しかしその内実を巡っては議論の分かれている用語である。
  2. ^ Bagby, Philip (1963) Culture and History: Prolegomena to The Comparative Study of Civilizations
  3. ^ Melko, Matthew (1969) The Nature of Civilizations
  4. ^ 日本文明は独立した文明 京都新聞 1999年9月9日
  5. ^ ハンティントンは日本文明が100年ないし400年ごろに中華文明から派生して成立した独自の文明であるとしている。
  6. ^ つくる会シンポジウム第25回「『国民の文明史』発刊記念シンポジウム」および国民シリーズ『国民の文明史』
  7. ^ 文明過程とは、思想芸術などの狭義の文化と政治制度や社会制度を媒介するもので、同じ文化や同じ政治体制を取っていても、個々の民族でその社会形態が異なるのは、この文明過程が各々異なるためであるという。
  8. ^ 安田喜憲著『縄文文明の環境』吉川弘文館、1997年、梅原猛安田喜憲編著『縄文文明の発見』PHP研究所、1995年など。
  9. ^ 藤尾慎一郎著『縄文論争』講談社、2002年、菊池徹夫著『考古学の教室』平凡社、2007年、『北の文明・南の文明 虚構の中の縄文時代集落論』、佐々木藤雄『私が掘った東京の考古遺跡』の「序章(まえがきにかえて)」など。
  10. ^ このような見解の典型的な例としては、古代については西嶋定生『古代東アジア世界と日本』や近世については濱下武志『朝貢システムと近代アジア』などが挙げられる。
  11. ^ 日本の文明社会を特色づける種々の文化様式はその受容過程において、東アジアの伝統的な政治社会の枠組みにしたがっているように見える(西嶋定生『古代東アジア世界と日本』pp.3-10参照)。ただしこのことは日本の文明が独自のダイナミクスを持っていることと矛盾しない。日本の文明社会の独自性は、外来文化の多大な影響を受け、それをきわめて有効に摂取しつつ、なおアイデンティティの上で他の文明社会との間に明確な懸隔を維持していることにある(S・N・アイゼンシュタット『日本 比較文明論的考察 1』pp.21-23参照)。
  12. ^ 吉野裕子『大嘗祭』参照。
  13. ^ これは中国大陸の王朝とは政治上のつながりが希薄であった時期にも顕著に認められる。同時に神道思想など日本独自の思想をうまく接合して、日本独自の歴史観・政治観を形成している(玉懸博之『日本中世思想史研究』、下川玲子『北畠親房の儒学』参照)
  14. ^ Mond 文明位相の違う日本とシナ・コリア


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