方響とは? わかりやすく解説

ほう‐きょう〔ハウキヤウ〕【方響】

読み方:ほうきょう

古代中国日本打楽器の一。音律異な小さい鉄16上下二段につるし、2本の(ばち)で打つもの。日本には奈良時代唐楽楽器として伝わり正倉院鉄板9遺存する。方磬(ほうけい)。


方響

読み方:ホウキョウ(houkyou)

雅楽楽器の一。

別名 方磐


方響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 08:06 UTC 版)

方響(ほうきょう)は、中国の伝統的な体鳴楽器である。編磬と同様の台に音高の異なる複数の長方形の鉄板を並べてぶらさげ、バチで叩くことによって旋律を奏でることができる。八音では「金」に属する。現代中国ではほとんど使われていない。韓国に伝播した。日本にも伝播したが滅んだ。


  1. ^ 陳暘『楽書』巻125・方響。「『大周正楽』載、西涼清楽方響、一架十六枚、具黄鍾・大呂二均声。」
  2. ^ 『旧唐書』音楽志二「梁有銅磬、蓋今方響之類。方響、以鉄為之。修八寸、広二寸、円上方下。架如磬而不設業、倚於架上以代鐘磬。人間所用者纔三四寸。」
  3. ^ 楊(1980) pp.254-255
  4. ^ 『続日本紀』天平七年夏四月「辛亥、入唐留学生従八位下下道朝臣真備献(中略)鉄如方響写律管声十二条。」
  5. ^ 西川明彦 「《正倉院宝物関連資料紹介》東京国立博物館所蔵金工・刀剣模造品」 『正倉院紀要』 33号、39頁、2011年https://shosoin.kunaicho.go.jp/api/bulletins/33/pdf/0333030062 
  6. ^ 楊(1980) p.414
  7. ^ 楊(1981) p.725
  8. ^ 楊(1981) p.1006


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