船小屋温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 02:21 UTC 版)
船小屋温泉(ふなごやおんせん)は、福岡県筑後市南端部の矢部川沿いに湧出する冷鉱泉である。
注釈
- ^ 一般に気体の水への溶解度は、高い圧力がかかっている方が多く、水の温度が低い方が多い。船小屋温泉は19 ℃と低温のため、地表に湧出して鉱泉水に加わる圧力が低下しても、鉱泉中の二酸化炭素が抜け難い。これに対してヒトの消化管内は、もっと温度が高いために、二酸化炭素を遊離し易い。さらに、二酸化炭素が水に溶解した状態を炭酸と言うが、炭酸は弱酸である上に揮発酸であり、これに対して胃内では強酸である塩酸が分泌されるため、いわゆる「弱酸の遊離」が発生するため、なおさら胃内で二酸化炭素を遊離し易い。
出典
- ^ 山村 順次 『47都道府県・温泉百科』 p.13 丸善出版 2015年12月30日発行 ISBN 978-4-621-08996-5
- ^ a b c d e f g h 日本温泉科学会(監修)『図説 日本の温泉 ―170温泉のサイエンス―』 p.150 朝倉書店 2020年3月1日発行 ISBN 978-4-254-16075-8
- ^ 山村 順次 『47都道府県・温泉百科』 p.231 丸善出版 2015年12月30日発行 ISBN 978-4-621-08996-5
- ^ 山村 順次 『47都道府県・温泉百科』 p.3 丸善出版 2015年12月30日発行 ISBN 978-4-621-08996-5
[続きの解説]
「船小屋温泉」の続きの解説一覧
- 1 船小屋温泉とは
- 2 船小屋温泉の概要
- 3 泉質
- 4 温泉地
- 5 歴史
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