新婦人協会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 団体 > 団体 > 新婦人協会の意味・解説 

しんふじん‐きょうかい〔‐ケフクワイ〕【新婦人協会】


新婦人協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 23:46 UTC 版)

新婦人協会(しんふじんきょうかい、1919年(大正8年)11月24日 - 1922年(大正11年)12月8日)は、婦人の社会的・政治的権利獲得を目指し、平塚らいてう市川房枝奥むめおらを中心に結成された日本初の婦人団体。


  1. ^ 市川房枝「新婦人協会の歴史」『私の婦人運動』秋元書房、1972年、5~94ページ。
  2. ^ 児玉勝子「新婦人協会」『婦人参政権運動小史』ドメス出版、1981年、35~79ページ。
  3. ^ 金子『鴎外と〈女性〉』では、平塚らいてうの回想文を引用し、平塚の手紙をたずさえた市川房枝が賛助員になってもらうために森鷗外を訪ねたところ、鴎外が趣意書から規約までの諸草案を丹念に読んで朱筆を加えたことや当時の平塚と市川の関係などが紹介されている。ちなみに、留学中の若き鴎外は、1885年にドイツ初の女性団体「独逸婦人会」(1865年設立)の第13回総集会を傍聴しており、また妻と実妹が雑誌「青鞜」の賛助員であるとともに、早くかららいてうを与謝野晶子と並び称される存在と評し、とくに批評を激賞していた(「中央公論」第六号、1912年)。
  4. ^ 与謝野晶子「新婦人協会の請願運動」
  5. ^ 市川房枝「新婦人協会の歴史」『私の婦人運動』1972年、秋元書房、18ページ。
  6. ^ 坂本真琴「治警第五条修正運動の概略」『女性同盟』6月号(14号)、1922年、5~12ページ。


「新婦人協会」の続きの解説一覧

新婦人協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 22:07 UTC 版)

平塚らいてう」の記事における「新婦人協会」の解説

新婦人協会は、1919年大正8年11月24日に、市川房枝奥むめおらの協力のもと、らいてうにより協会設立発表され、「婦人参政権運動」と「母性の保護」を要求し女性政治的社会的自由を確立させるための日本初婦人運動団体として設立された。協会機関紙女性同盟」では再びらいてうが創刊の辞執筆。新婦人協会は「衆議院議員選挙法の改正」、「治安警察法第5条修正」、「花柳病患者対す結婚制限並に離婚請求」の請願書提出。特に治安警察法第五条改正運動女性集会結社権利獲得)に力を入れた。 しかし、1921年大正10年)に過労加え、房との対立もあり協会運営から退く。また、伊藤野枝堺真柄山川菊栄などの社会主義者赤瀾会結成し、『新婦人協会と赤瀾会』(『太陽大正10年7月号)を皮切りに新婦人協会およびらいてうを攻撃する。らいてうが去り、房渡米した後、新婦人協会は坂本真琴奥むめおらを中心に積極的な運動継続し1922年大正11年)に治安警察法第5条2項改正成功。しかし、その後の活動停滞し、翌1923年大正12年)末に解散。らいてうは文筆生活入った

※この「新婦人協会」の解説は、「平塚らいてう」の解説の一部です。
「新婦人協会」を含む「平塚らいてう」の記事については、「平塚らいてう」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「新婦人協会」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



新婦人協会と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新婦人協会」の関連用語

新婦人協会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新婦人協会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの新婦人協会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの平塚らいてう (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS