しんこきんわかしゅう〔シンコキンワカシフ〕【新古今和歌集】
新古今和歌集
読み方:シンコキンワカシュウ(shinkokinwakashuu)
新古今和歌集〈上下/(烏丸本)〉
主名称: | 新古今和歌集〈上下/(烏丸本)〉 |
指定番号: | 2096 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1963.02.14(昭和38.02.14) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 応永十一年卯月一日満義相伝奥書 |
員数: | 2帖 |
時代区分: | 南北朝 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 南北朝時代の作品。 |
新古今和歌集〈上下/〉
主名称: | 新古今和歌集〈上下/〉 |
指定番号: | 2265 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1972.05.30(昭和47.05.30) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 正安十二年正月六日書写奥書 |
員数: | 2帖 |
時代区分: | 南北朝 |
年代: | 1357 |
検索年代: | |
解説文: | 新古今和歌集は後鳥羽上皇の院宣によって元久二年(一二〇五)源通具・藤原有家・定家・家隆らが撰した勅撰集。本書は撰歌の整理を終え、和歌所における最終の姿を示す源家長本系統に属し、書写年代を明らかにする古写本として注目される。綴葉装冊子本。 |
新古今和歌集〈上下/〉
主名称: | 新古今和歌集〈上下/〉 |
指定番号: | 2325 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1977.06.11(昭和52.06.11) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 正安二年黄鐘下旬藤原為相本奥書 |
員数: | 2帖 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 綴葉装。料紙に斐紙を用い上下二帖からなる。所収歌は一九九五首を数え、諸伝本中で最も多い。文中隠岐撰抄で除かれた歌には下に朱の合点が付され、また流布本に欠く切出歌十七首には墨勾点を付し、墨書注記がみえる。下帖末に承元三年六月十九日定家の本奥書並に正安二年十一月下旬藤原為相が書写校合の本奥書がある。本帖は鎌倉後期の書写本とみられ、同一筆者の手になるが、上帖末に七紙にわたり永正九年八月廿日三井寺沙門静秀の補写及び奥書がみえて、その伝来を明らかにしている。本書は定家書写本系の古態を存する鎌倉時代古写本として価値が高い。 |
新古今和歌集〈自巻第一至巻第十五/〉
主名称: | 新古今和歌集〈自巻第一至巻第十五/〉 |
指定番号: | 2458 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1990.06.29(平成2.06.29) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 文永十一年同十二年書写奥書 |
員数: | 3冊 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 『新古今和歌集』の鎌倉時代の古写本で、巻第一より巻第十五までの三冊を存する。体裁は袋綴装で、料紙は文書等を翻した楮紙に押界(天二、中一横罫)を施して用いている。第一冊は真名序・仮名序があり、ついで巻第一以下、各冊五巻ずつを収めている。本文は半葉一四行前後、和歌一首二行書、詞書二字下げに全冊一筆にて書写するが、巻第十一の途中一紙分を欠いている。各歌頭に撰者名注記と隠岐撰抄の合点を付し、本文中には見せ消ち、補入、擦消訂正や「京本如此」などの校異がみえ、まま押紙に記したものもあるが、いずれも本文と同筆であり、切出歌はみえない。 各冊末にある奥書によれば、この本は文永十一年、同十二年に大夫阿闍梨円嘉【えんか】の真筆本を以て書写したもので、その円嘉本は藤原定家筆の御室御本を底本として、延応元年(一二三九)に藤原家隆書写前内大臣(九条基家)家本を以て校合し、これに合点を加え、さらに寛元元年(一二四三)に藤原定家書写前内大臣家本を以て再び校合を加えた本であることが知られる。 本書の紙背には、ほぼ全体にわたって書状、和歌、連歌や訴訟関係文書等を存しており、なかに僧禅忍の自詠和歌懐紙および書状草案が多くみえるが、その筆跡は本文と同筆と認められ、本書は僧禅忍の書写になるものと考えられる。禅忍については詳らかでないが、同じ紙背文書中の文永十二年三月日清水寺地主御前西桜垣用途の勧進僧に地下連歌師の僧寂忍などとともに禅忍御房の名がみえ、おそらくは清水寺関係の僧であったとみられる。 現存する『新古今和歌集』写本のなかで、本書は書写年紀の明らかな最古写本で、書陵部合点本の親本にあたり、定家書写本系の円嘉本の姿を最も忠実に伝えた写本として国文学研究上に価値が高い。また紙背文書には、現存最古に属する連歌懐紙など未紹介の資料を含み注目される。 |
新古今和歌集(隠岐本)上
主名称: | 新古今和歌集(隠岐本)上 |
指定番号: | 2494 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1996.06.27(平成8.06.27) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | |
員数: | 1帖 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 『新古今和歌集』の上帖のみの遺巻ではあるが、隠岐本の鎌倉期古写本として新出の資料である。 体裁は綴葉装。表紙は茶地金銀切箔銀野毛金砂子雲霞引き原表紙で、左肩に「新古今和歌集〈上/〉」と墨書外題がある。料紙は上質厚手の鳥ノ子紙を用い、本文は半葉七行宛に、和歌は一首二行書、詞書は歌よりおよそ二字下げに、温雅な中にも力強い書風で丁寧に書写されている。本書の構成は「新古今和謌集序」の首題以下、真名序、仮名序、隠岐跋、本文の順で、真名序のみは半葉六行で、この部分にのみほぼ同時代の朱句切点と室町前期の返点、傍訓等が付されている。本文は「新古今和歌集巻第一」の内題以下巻第十末までの上帖部分を完存する。本書はその編成を含め、所収歌が切継時代の写本にみえる隠岐切出の一九六首を除いて全七九三首によって構成されているところに特徴があり、この本が従来未見の後鳥羽院晩年の隠岐本系の古写本であることを明らかにしている。 本書は真名序を除けば、他本にみえる撰者名注記などの書入れ等がほとんどみられない清書本で、巻頭に余白二丁をおいて第三丁(オ)より真名序を書写する体裁等よりみて、後鳥羽院より禁裏へ納められたであろう「隠岐本」から直接書写された古證本である可能性が極めて高い。冷泉家本は下帖を欠くため奥書等は不詳であるが、料紙、筆跡等よりみて、後鳥羽院崩御の延応元年(一二三九)を程遠くない十三世紀中期ころを降らぬ書写本と認められる。 |
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