新さっぽろ囲碁まつり
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新さっぽろ囲碁まつり(しんさっぽろ いご まつり Shin-Sapporo IGO Festival)は、札幌市厚別区新さっぽろ地区[1]の商業施設「サンピアザ」において2012年から2015年の敬老の日に4回開催された囲碁の催し。株式会社札幌副都心開発公社が主催し、大指導碁大会、プロ・アマ公開対局、入門講座の3部構成からなる北海道内最大の囲碁イベントである。
- ^ 地名としての「新さっぽろ」は存在せず、札幌市営地下鉄東西線の「新さっぽろ」駅およびJR北海道千歳線の「新札幌」駅の一帯が新さっぽろ(新札幌)と称されている。『北海道新聞』2006年6月23日付朝刊、28面、Oh!さっぽろページ「新さっぽろ30年の歩み」
- ^ 主催者の株式会社札幌副都心開発公社が編集・発行する『おもしろ!囲碁豆知識〜ケイマ君とコスミちゃんのなぜなに囲碁会話』。囲碁の歴史や魅力、将棋との相違点、囲碁由来の日常用語、コンピュータの実力等を男子高校生と女子中学生による会話形式で表現している。主催者に申し込めば、いつでも無償で入手できる。
- ^ 株式会社札幌副都心開発公社ホームページニュースリリース、2014年7月7日閲覧
- ^ 寺嶋俊道「体験空間・感動空間の創出を目指して」『NETT』第84号、ほくとう総研、2014年、16-17頁
- ^ 手合割り(てあいわり)とは、実力差に応じたハンディキャップのこと。プロとアマによる対局や本格的な棋戦・大会を除くアマ同士の対局の場合、対等な勝負を可能にするためハンディ戦が採用される。定先(じょうせん)とは、実力差の最も少ないハンディであり、対局上有利な先番(黒番)を常に持つことからこの呼び名となっている。4子局の場合は、盤面の4隅にある星と呼ばれる地点に黒番である下手(したて)があらかじめ4子置いてから対局を開始する。このように、下手が数目置くハンディ戦を置き碁と呼び、プロ棋士に9子局で対局できれば初段の実力を有すると言われている。
- ^ 指導碁においても勝敗はあるが、文字どおり、その本質はプロ棋士やトップアマが一般の囲碁愛好者にハンディキャップを与えて指導する、すなわち稽古をつけることにあるので、真剣勝負ではない。もっとも、ハンディキャップをもらっているとはいえ、指導される側は勝てば嬉しいし(相手がプロ棋士の場合であればなおさら)、負ければ悔しいことに変わりはない。
- ^ プロ・アマ公開対局の大盤解説観戦者約220名には、指導碁参加者133名の一部が含まれており、480名という数字はあくまで延人数である。入門講座の参加者129名は大盤解説を楽しめるレベルには達していないため、ほとんど観戦していないと推察される。
- ^ イベント会場と離れた対局会場では、対局者脇のパソコン担当者(1対局につき1名)がインターネット囲碁対局ソフトの「パンダネット」に棋譜を入力する。このネット上の対局をイベント会場の大盤解説コーナーにいる別のパソコン担当者がパソコン画面で「観戦」し、その観戦画面を大型ディスプレイに映し出すという仕組みである。画面の切替え、変化図の作成、実戦への復帰は、解説者と聞き手の指示にしたがい、この観戦画面でパソコン担当者が操作する。
- ^ 実際、第2回においては、パソコン担当者が変化図の作成に手間取り解説者のマイケル・レドモンド九段から叱咤される場面もあったが、レドモンド九段の機転の利いたユーモアあるトークが観戦者の笑いを誘い、むしろ会場を盛り上げる好結果をもたらした。
- 1 新さっぽろ囲碁まつりとは
- 2 新さっぽろ囲碁まつりの概要
- 3 開催経緯
- 4 外部リンク
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