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斎藤十一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/16 08:44 UTC 版)

斎藤 十一(さいとう じゅういち、1914年大正3年)2月11日 - 2000年平成12年)12月28日)は、昭和期の編集者

カリスマ性のある人物として知られ、新潮社の「天皇」とも「怪物」とも呼ばれた。同社会長の佐藤亮一の参謀として同社で権力を振るった。1960年昭和35年)から『週刊新潮』に名物コラム「東京情報」を長期連載していた自称オランダ人記者ヤン・デンマンは、斎藤の変名と考えられている[1][2][3]。また、写真週刊誌『FOCUS』を創刊する際に、部下に「君たち、人殺しの顔を見たくはないのか」と発言したとされる[4]


  1. ^ デンマンの名は、占領軍のパイロットだった米国人将校の名前が由来で、齋藤の趣味だったクラシックレコードを海外から安く仕入れてくれる友人だった。『編集者 齋藤十一』p.289
  2. ^ 亀井淳『「週刊新潮」の内幕 元編集部次長の証言』(第三文明社、1983年)p.12
  3. ^ ただしヤン・デンマン名で執筆していたのは斎藤一人でなく、のちの『FOCUS』編集長の田島一昌も担当していたと言われる(岡留安則「『フォーカス』の読み方」『『フォーカス』の内幕』岡留安則編著、KKベストブック、1984年、p.156)。
  4. ^ 斎藤自身はTBS番組『ブロードキャスター』のインタビューの中で「知らないねえ。そんなことは」「それは言ったかもしれないね」と言を左右にしている。『編集者 斎藤十一』p.301-302
  5. ^ a b 佐野眞一『人を覗にいく』
  6. ^ 『新潮』1963年8月号
  7. ^ 佐野眞一『誰が「本」を殺すのか』プレジデント社、2001年、p.306
  8. ^ 高橋呉郎『週刊誌風雲録』文春新書、2006年、p.90
  9. ^ 斎藤勲『さらばフォーカス! アンカーライターが見た興亡の20年』飛鳥新社、2001年、p.67
  10. ^ 『潮』1977年5月号
  11. ^ 吉村昭『私の文学漂流』p.192(新潮社、1992年)
  12. ^ 新田次郎『小説に書けなかった自伝』(新潮社、1976年)
  13. ^ 筒井康隆『みだれ撃ち瀆書ノート』(集英社、1979年)
  14. ^ 佐藤愛子『死ぬための生き方』海竜社、1993年、pp.194-196
  15. ^ 『編集者 斎藤十一』
  16. ^ 櫻井秀勲『戦後名編集者列伝』(編書房、2003年)
  17. ^ 亀井淳『反人権雑誌の読み方──体験的「週刊新潮」批判』(第三文明社、1996年)
  18. ^ 亀井淳「『フォーカス』蔭の黒幕の素顔」『『フォーカス』の内幕』岡留安則編著、KKベストブック、1984年、p.111


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