斎主神とは? わかりやすく解説

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いわいぬしのかみ 【斎主神】

経津主神の別名。磐筒男神の子天神の命で武甕槌神と共に日本国土を平定した時、自ら斎主神となって神祇天津神国津神)を祀ったという。(単に斎主さいしゅといえば神を祀る人をいう)

経津主神

(斎主神 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 11:30 UTC 版)

経津主神(ふつぬしのかみ、旧字体經津主󠄁神󠄀)は日本神話に登場するである。『日本書紀』のみに登場し、『古事記』には登場しない。別名はイワイヌシイハヒヌシ)で、斎主神または伊波比主神と表記される。『出雲国風土記』や『出雲国造神賀詞』では布都怒志命(ふつぬしのみこと、布都努志命とも)、『肥前国風土記』では物部経津主之神(もののべのふつぬしのかみ)として登場する。『常陸国風土記』に出てくる普都大神(ふつのおおかみ)とも同視される。


注釈

  1. ^ 鹿島神宮社務所編輯の「新鹿島神宮誌」によれば、「フツ」は「フル(震)」と同義であり、天にて震いて「建御雷」、地にて震い萌え出ずる春の草木、その洗練された象徴が「逆しまに立つ剣の形」であり、神武天皇以下、悪霊におかされて死にたるごとく伏したるを恢復させ、奮い立たせるのもフルすなわちフツノミタマの力であるという。
  2. ^ または佐士布都神(さじふつのかみ)、甕布都神(みかふつのかみ)(『古事記』の中つ巻に拠る)の

出典

  1. ^ 国史大系 第7巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション コマ番号305[1]
  2. ^ 訓読日本書紀 上巻黒板勝美編、岩波書店、1943年、33頁。
  3. ^ 訓読日本書紀 上巻』黒板勝美編、岩波書店、1943年、39-40頁。
  4. ^ 訓読日本書紀 上巻』黒板勝美編、岩波書店、1943年、93頁。
  5. ^ 古語拾遺」『群書類従 第十六輯塙保己一編、経済雑誌社、1901年、4頁。
  6. ^ 先代旧事本紀 巻第一 陰陽本紀」『国史大系 第7巻』経済雑誌社編、経済雑誌社、1898年、187頁。
  7. ^ 瀧音能之、「出雲国造神賀詞の神話」『駒沢史学』(78)、駒沢史学会、2012年、7-9頁。


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