すうちよほう‐モデル【数値予報モデル】
数値予報モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 18:04 UTC 版)
通常は、連続量である大気の状態を離散的な格子点の値で表現し、計算機の能力に応じた計算を行って将来の状態を得る。格子点値(grid point value)は略してGPVと表記される。この仮想的な格子点の組に、各種大気状態を表す物理量の計算式を組み込んだものを数値予報モデルと呼ぶ。 格子点の値の代わりに、波数領域で有限な波数(スペクトル)で表現されることもある。 数値予報モデルは、対象とする領域の大きさ、予測時間に応じていくつかの種類が用いられる。 対象となる領域による分類全球モデル - 地球全体を対象とし、地球規模での気象変化を予測する。 領域モデル - 特定の領域対象とし、詳細な気象変化を予測する。ただし、周辺領域では精度は落ちる。 特定の現象を対象とするもの台風モデル エルニーニョモデル 対象となる流体による分類気象予報モデル - 大気だけを対象とする。 海洋数値予報モデル - 海洋だけを対象とする。
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