さんいつ‐こうぞう〔‐コウザウ〕【散逸構造】
散逸構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 08:02 UTC 版)
散逸構造(さんいつこうぞう、dissipative structure)とは、熱力学的に平衡でない状態にある開放系構造を指す。すなわち、エネルギーが散逸していく流れの中に自己組織化のもとが発生する、定常的な構造である。イリヤ・プリゴジンが提唱し、ノーベル賞を受賞した。定常開放系、非平衡開放系とも言う。
- ^ 二コリス&プリゴジーヌ『散逸構造-自己秩序形成の物理学的基礎』小畠陽之助訳、岩波書店、1980年。ISBN 9784000053969。
- ^ 今田高俊『自己組織性-社会理論の復活』創文社、1986年。ISBN 9784423800256。
- ^ 塩沢由典『複雑さの帰結-複雑系経済学試論』NTT出版、1997年、271-273頁。ISBN 9784871885171。塩沢由典「進化経済学の可能性」塩沢由典・有賀裕二編『経済学を再建する』中央大学出版、2014年、第2章。ISBN-13: 978-4805732335。Ari-Veikko Anttiroiko 2015 New Urban Mangement / Attracting Value Flows to Branded Hubs, Palgrave Macmillan. p.17.
- 1 散逸構造とは
- 2 散逸構造の概要
散逸構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 14:37 UTC 版)
散逸によって空間的対称性が自発的に破れて構造が形成されることがあり、これを散逸構造という。
※この「散逸構造」の解説は、「散逸」の解説の一部です。
「散逸構造」を含む「散逸」の記事については、「散逸」の概要を参照ください。
散逸構造と同じ種類の言葉
- 散逸構造のページへのリンク