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教室プローベ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/10 15:34 UTC 版)
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教室プローベ(きょうしつぷろーべ)は手術で切り取られた臓器・腫瘍等について、研究や教育を目的として、医学部の講座で行われる病理診断のこと。講座プローベ[1]。
解説
教室プローベは病理医や外科医等が用いる言葉。医学用語ではない。「大学の病理学教室で行う病理標本のprobe(探索)」といった意味合いである。戦前後に始まったとされるが定かではない。現在活躍している病理専門医の多くが教室プローベで病理診断を学んだ経験がある。
教室プローベは2種類が知られている。病理検体を医療機関(病院や診療所)から直接運び、病理学教室で病理標本作製工程のすべてを実施する方法と、登録衛生検査所で病理学的検査として病理検体から病理標本を作成し病理学教室に運び込む方法がある。
「病理科」も参照
- 教室プローベは医療機関や登録衛生検査所からの病理診断の下請けであり、診療報酬の評価を受けることができないという側面がある。医療としてみた場合には病理診断という医行為を医療機関ではない医学部病理学教室で行っていることになる。また病理医教育の側面があったとしても教室プローベは医業であり病理診断を行う医師は診療所届出が必要となる(医療法第5条または第8条)。
- 2008年4月からは病理診断科が標榜診療科となり、診療報酬点数表においても第3部検査の病理学的検査は第13部に移り名称も病理診断となった。教室プローベを病理診断科に移行する作業が必要となった。大学の病理学教室において教育・研究の中に診療(病理診断)をどのように組み合わせるのかなど、外科病理学の教育のあり方は今後様変わりする。不足している病理専門医育成や病理診断科対応について、病理学教室(病理学講座)に期待が寄せられている。
脚注
- ^ 「今後の日本における大学の病理学講座(分野)の在り方」 病理と臨床 2009 Vol27,1007(10),1010(10),1101(11),1105(11),1223(12),1227(12)

