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政策金融機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2007/06/02 04:19 UTC 版)
政策金融機関(せいさくきんゆうきかん)とは、日本において、政府が、経済社会の発展、国民生活の安定などといった一定の政策を実現する目的で、特に法律を制定することにより特殊法人として設立し、出資金のうちの多く(または全額)を政府が出資している金融機関の総称である。俗に「政府系金融機関」(せいふけいきんゆうきかん)と呼ばれることもある。
代表的な例として、日本政策投資銀行、国民生活金融公庫(国民公庫)、住宅金融公庫、商工組合中央金庫(商工中金)などがあげられる。
これらの多くは、民間金融機関が融資を行うことが困難な分野に対し、財政投融資制度を用いて、民間の金融機関では困難な融資を行っているが、これには「民業圧迫」や「市場メカニズムを損なう恐れがある」などの批判が根強い。
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政策金融改革
特殊法人改革、財政投融資改革、民業補完という流れの中で政策金融改革の議論が行われた。
- 2002年12月13日、経済財政諮問会議において、政策金融機関の統合集約化と貸出残高の対GDP比率の半減を目指すとされた。
- 2005年11月29日、経済財政諮問会議において、「政策金融改革の基本方針」が示された。
- 2006年6月27日、政策金融改革推進本部と行政改革推進本部において、「政策金融改革に係る制度設計」が決定された[1]。
住宅金融公庫については、2005年の通常国会において、2007年4月1日をもって新たに設立される独立行政法人住宅金融支援機構に業務を引き継ぐことが決定され、国際協力銀行の経済協力部門については、2006年の臨時国会において、2008年に独立行政法人国際協力機構(JICA)へ統合されることが決まった。
また、2007年の通常国会においては、2008年10月1日をもって商工組合中央金庫と日本政策投資銀行を民営化、国民生活金融公庫・中小企業金融公庫・農林漁業金融公庫と国際協力銀行の国際金融部門は統合され株式会社日本政策金融公庫となることを内容とする株式会社日本政策金融公庫法および関連法案が成立した。 なお、今後沖縄振興開発金融公庫についても日本政策金融公庫への合流が予定されている。
日本の政策金融機関一覧
- 住宅金融公庫(2007年4月1日以降は「独立行政法人住宅金融支援機構」)
- 国民生活金融公庫
- 中小企業金融公庫
- 商工組合中央金庫
- 国際協力銀行
- 日本政策投資銀行
- 農林漁業金融公庫
- 沖縄振興開発金融公庫
- 公営企業金融公庫
脚注
関連項目
関連した本
- 日本銀行のプルーデンス政策と金融機関経営―金融機関のリスク管理と日銀考査 熊倉 修一 白桃書房
- 金融機関の会計政策―時価会計・利害調整・情報操作 星野 一郎 中央経済社
- 東南アジアの金融政策と商業金融機関 (研究双書 (326)) 松岡 潔 アジア経済研究所

