支笏洞爺国立公園とは?

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しこつとうや こくりつこうえん -こくりつこうゑん 【支笏洞爺国立公園】 ◇

北海道南西部山地占め国立公園羊蹄ようてい山・有珠(うす)山・恵庭(えにわ)岳などの火山支笏湖洞爺湖などのカルデラ湖含み,また各地温泉分布する。

支笏洞爺国立公園

写真:噴火する有珠山(平成12年)
噴火する有珠山平成12年)]

地図

支笏カルデラ誕生したのは約3万年前で、そのとき噴出し大量火砕流山麓埋め広大平地をつくった。太平洋流れ込んでいた石狩川もこのとき出口をふさがれ、日本海向けて流路を変えた。

また、洞爺湖周辺一帯には、有珠(うす)山や羊蹄ようてい山から火山灰堆積しているが、両者性質違いや場所による堆積物厚さに応じて栽培される農作物種類も違っているという。火山は、風景主役になるだけでなく、広い範囲いろいろな影響を及ぼしている。

今も盛んな火山活動

写真:支笏湖
支笏湖

北海道南西部位置し、支笏洞爺の2つのカルデラ湖中心として、羊蹄山地域加えた3地域からなる近年活動記録のある火山が多い公園である。昭和24年指定され、54年一部区域変更を行っている。

公園北端に近い無意根(むいね)山、札幌岳空沼(そらぬま)岳などは、札幌市の南を限る山地であり、支笏湖へ続く、良好自然林に覆われた山々である。豊平川上流定山渓じょうざんけい温泉は、古くから札幌奥座敷として知られていた。札幌から中山峠越え洞爺湖通じ国道がここを通過している。また、温泉の上流には豊平ほうへい)峡の景勝地がある。

支笏湖カルデラ内にできた湖で面積78km2である。最大水深が360mと深く水量が多いため、通常結氷しない。最北不凍湖である。東岸の、千歳川流出地点に近い支笏湖温泉に、ビジターセンターをはじめ利用施設集中している。また、北岸丸駒温泉がある。

湖の南東樽前(たるまえ)山と不死(ふっぷし)岳、北西恵庭(えにわ)岳と、火山活動によって生まれいずれも標高1,000mを超える山がある。恵庭岳山頂付近に複数火口があり、小規模ながら今も噴煙上げている。西方樹林中にはせき止め湖オコタンペ湖がひっそりと静まっている。樽前山は、平らな頂部中央大きなドーム型の頂を持つが、これは明治42年噴火のときに生まれ溶岩円頂丘であり、恵庭岳と同様まだ噴煙上げている。また、風不死岳西麓には洞門として知られる渓谷がある。

洞爺湖と羊蹄山

写真:登別温泉にある大湯沼
登別温泉にある大湯沼

洞爺湖面積71km2湖中には溶岩円頂丘中島がある。湖岸には平坦地開け集落農耕地多く、山が迫る支笏湖とは印象異なる。南岸洞爺湖温泉壮瞥そうべつ温泉がある。

有珠山長い休止期のあと、17世紀になってから活動再開し、以降たびたび噴火している活火山である。近年では昭和52年平成12年にも噴火して、山林農地被害与え近く洞爺湖温泉などで住民一時避難する事態になった。特に昭和52年活動大規模なもので、有珠新山を生じ、山頂地形大きく変えてしまった。また、それ以前明治43年には四十三(よそみ)山を、昭和1820年には東方山麓平地に、麦畑鉄道押し上げ寄生火山昭和新山をつくり出している。

登別温泉全国有数温泉地で、背後地獄谷大湯沼では噴気、噴湯などの現象が活発である。その東には倶多楽くったら)湖がある。
小規模カルデラ湖湖面直径2kmほどの円形をしており、流出河川流入河川もない。

写真:洞爺湖から羊蹄山遠望
洞爺湖から羊蹄山遠望

羊蹄山(1,898m)は、整った円錐形山容から蝦夷(えぞ)富士とも呼ばれる。この山の植生は、山麓渓谷沿いにミズナラカツラなどの広葉樹林帯、その上部にエゾマツトドマツ主とする針葉樹林帯、次いでダケカンバ帯を経て高山ハイマツ帯まで、典型的垂直分布見られる山頂部にはキバナシャクナゲイワギキョウなどの高山植物群落がある。西麓半月湖半月状に溜め火口湖である。

公園内には、上記以外にも支笏湖、カルルスなど各所温泉があり、それぞれ利用基地となっている。また、この公園札幌市新千歳空港から近く利用性がよい。変化に富んだ自然に対応して、多彩な利用楽しめる公園である。

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支笏洞爺国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/02 03:00 UTC 版)

支笏洞爺国立公園(しこつとうやこくりつこうえん)は、北海道にある国立公園




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