操車場・貨物駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 14:29 UTC 版)
タイ国有鉄道各線の貨物輸送の中継拠点として、旅客取扱い区域(プラットホーム)の北東方に隣接して大規模な操車場が設けられている。また、機関区も設置されている。当機関区内は写真撮影が禁止されている。 第二次世界大戦中、バーンスー操車場は連合国軍による主要爆撃目標の一つとなり、構内の約8割が爆撃で破壊される被害を受けた。戦後は復旧工事が行われて運用を再開し、その後も輸送量増大や新線建設計画を見越した構内の改良が行われている。 1960年には、クルンテープ駅の貨物取扱機能が当駅へ移転され、以来バンコクにおける貨物ターミナルの機能も果たしている。 当機関区区域は北バスターミナル(モーチット・マイ・バスターミナル)に隣接し、一時期は高速バス利用者の便宜を図って、バンスー駅とは別駅扱いで貨物駅構内にプラットホームを設置し、パホンヨーティン駅という旅客駅が開設されたこともあったが、バスターミナルからの徒歩移動の不便さや停車列車の少なさから利用者の不評を買い、定着しないまま旅客扱いは廃止された。現在も当時のプラットホームは残され、駅扱貨物の集積場所として利用されている。 貨物列車は、北本線・東北本線・南本線各方面のほか、チットラッダー王室駅 - マッカサン駅間短絡線を経由してバンコク港(メーナーム駅)・東本線方面との間でも運行されている。 貨物列車が地上線を走行すると踏切渋滞を招くため、都心部北側をう回して東線クローンタン駅との間にバイパス線を建設する計画があるが、実現していない。
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