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推理漫画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/09/24 08:26 UTC 版)

推理漫画(すいりまんが)とは、日本における漫画作品のジャンルのひとつ[要出典]サスペンス[要出典]ミステリを扱う。別名ミステリ漫画。主人公が探偵(素人)である場合が多いことから、探偵漫画とも呼ばれる[要出典]。また、犯罪漫画を内包することもある[要出典]

目次

概要

1980年代までは推理ものを扱った漫画は少なく特に少年漫画雑誌ではほとんど例は無かった[1]。1970年代以前には藤子不二雄Aの『怪人二十面相』(『少年』1959年~1960年連載、光文社)や影丸穣也の『八つ墓村』(『週刊少年マガジン』1968年~1969年連載、講談社)があり、後者は1970年代の角川文庫横溝正史作品のリバイバルブームのきっかけになった作品だがいずれも原作が小説コミカライズで、他の同ジャンルのオリジナル漫画は探偵やスパイが主人公であるアクションのものが中心であった[1]。そのため小説でよくある伏線張り、論理的・意外性のある解決によって面白くする推理ものは傍流だった[1]

しかし、1992年に週刊少年マガジンの『金田一少年の事件簿』の登場が波紋、反響を呼ぶ[1]。先の今まで少数だった本格推理作品の要素を漫画にもってきて、解答編前に一種の懸賞形式で真相当てクイズを実施するというスタイルを導入、ヒットする[1]。この作品の成功を受けて週刊少年サンデーにて『名探偵コナン』も連載開始されて[2][3]ヒット。

この2作を柱として1990年代後半にはライバルの週刊少年漫画雑誌でも多数の推理漫画が連載されたが、いずれもあまりヒットしなかった[1]

特徴

基本的に推理小説と同じように、緻密で意外性を狙ったトリック、複雑な人間関係、探偵・刑事役と犯人による心理サスペンスなどを特徴としている。ただし、事件以外の描写としてコメディホラー、主要人物同士の恋愛要素を物語の軸として多く取り入れている作品もある。

また、小説の場合はトリックを作成する際に部屋配置や人物配置を記載する際には、文字とは別に図面を異質な形で新たに設けなければいけず、また事件に置かれている現場で重要な証拠を置くことについても文字で一々言及しなければならなかった。しかし、漫画の場合はコマ絵を並べる過程で部屋配置や人物配置などの図面を挿入することの自然さや、現場で重要な証拠も漫画描写の過程でさりげなく記載するほか読者にじっくり読ませることが可能である[4]

作品

以下は発表順。推理小説刑事ドラマなど漫画以外の媒体を原作としている作品(コミカライズ)は除く。

事件推理がメインの作品

事件推理以外の要素も強い作品


  1. ^ a b c d e f 日下三蔵「「名探偵コナン」は現代の「少年探偵団」だ」『ハヤカワミステリマガジン』(早川書房)2011年6月号<通巻664号>p.66
  2. ^ 青山剛昌×天樹征丸×さとうふみや 豪華作家鼎談『名探偵コナン&金田一少年の事件簿』(小学館)2008年4月25日号<第1号>p.291
  3. ^ 村上貴史 「迷宮解体新書 第42回 青山剛昌」 『ミステリマガジン』(早川書房)2011年6月号<通巻664号>p.6
  4. ^ 有栖川有栖 「ミステリ漫画の金字塔」 『ミステリマガジン』(早川書房)2011年6月号<通巻664号>p.17





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