捕捉磁場
バルク超電導体は通常の永久磁石では得られない程の高い磁場を捕捉させることができる。磁場を捕捉させる方法としては、磁場中で冷却し超電導状態になったところで外部磁場を取り除く方法や静磁場やパルス磁場を使用温度(超電導状態になっている温度)で印加する方法などがある。また、捕捉磁場を向上させるためには、臨界電流密度Jcを高くし、バルクのサイズを大きくすることが有効である。また、低温にすると臨界電流密度Jcが向上するため、捕捉磁場も大きくなる。ちなみに、世界最高レベルの磁場強度を示すNd-Fe-B系永久磁石の磁場強度は約0.5T、ピップエレキバンに用いられている磁石は約0.13Tであり、バルク超電導体では、条件を選べば10Tを超える磁場を捕捉させることも可能である。
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