戦車・砲とは? わかりやすく解説

戦車砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 06:52 UTC 版)

戦車砲(せんしゃほう, 英語: Tank gun)は、戦車に搭載された大砲[1]。通常、砲身が長く砲口初速が速いカノン砲が用いられる[2]


注釈

  1. ^ J型最後期仕様だが、復元車両のため、車台は前期仕様。ソミュール戦車博物館の展示品。
  2. ^ 運動エネルギー弾の貫徹力は単位面積あたりの質量に比例することから、長さ(L)と径(D)の比であるL/Dを大きくすることが望ましい[10]
  3. ^ 手前がAPFSDS弾、奥がHEAT弾。

出典

  1. ^ 防衛省 1992, p. 32.
  2. ^ 弾道学研究会 2012, p. 848.
  3. ^ a b c d e 樋口 2010.
  4. ^ Macksey 1984, p. 98.
  5. ^ a b c Macksey 1984, pp. 181–183.
  6. ^ a b c Macksey 1984, pp. 262–265.
  7. ^ a b Macksey 1984, pp. 270–274.
  8. ^ a b ワールドフォトプレス 1985, pp. 75–83.
  9. ^ 武若 2022.
  10. ^ a b 岡埜 1988.


「戦車砲」の続きの解説一覧

戦車砲 (CANNON)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 10:21 UTC 版)

TANK!TANK!TANK!」の記事における「戦車砲 (CANNON)」の解説

いわゆる通常弾。1発の最大攻撃力50であり、全ての武器の中では平均的な性能。弾は無限。この形態でのグラフィック車体M1エイブラムス類似砲塔M1エイブラムスレオパルト2A6の物を組み合わせたような形状をしている(水てっぽう以外のパワーアップアイテム所得後の戦車車体は同じ形状)。

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戦車砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 09:03 UTC 版)

デザートタンク」の記事における「戦車砲」の解説

メインウェポン発射速度遅く連射効かない威力が高い。地上物はもちろん、空中の敵も破壊可能。

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戦車砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/27 09:22 UTC 版)

52-K 85mm高射砲」の記事における「戦車砲」の解説

1943年ソ連軍は88mm戦車砲を搭載し、厚い装甲備えたドイツ軍ティーガーI重戦車遭遇した当時T-34中戦車は76.2mm F-34戦車砲主砲として装備していたが、この砲ではティーガーI対抗することは困難だったこのため軍事計画者たちはV・グラービンとF・ペトロフ設計局に、より強力な戦車砲を設計するよう指示した新しい砲は52-K高射砲対戦車砲弾を使用するものとされた。 最初にペトロフらが手掛けたD-5完成した。この砲は、SU-85自走砲搭載されいち早く前線送られた。一方、グラービンらは第92スターリン工場でZiS-53の設計進めたが、完成D-5より遅れたまた、開発中にグラービンが中央火砲設計局(TsAKB)に異動となり、A・サービンがプロジェクト引き継いだ。これとは別にK・シデレンコのチームがS-18を開発した3つの戦車砲はゴロホビエスキー試験場審査され、ZiS-53が新しT-34主砲選ばれた。ところが、新し砲塔先に完成したD-5前提設計されていたため、ZiS-53を搭載するには手直し必要になった。改良され砲塔準備が整うまで、D-5サブタイプであるD-5T戦車砲を装備したT-34生産されることになった。これは、T-34-85 1943年型呼ばれ1943年末に生産始まった砲塔再設計される間、サービンらはZiS-53の改良行った新しい砲は彼のイニシャル"S"を加えてZiS-S-53と名付けけられた。ZiS-S-53を装備するT-34-851944年型と呼ばれ1943年型に代わって1944年春から生産された。 後に行われた試験では、85mm戦車砲の威力は元となった高射砲劣っていることが判明したこのため新たに122mm対戦車砲開発されることになった

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戦車砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 01:24 UTC 版)

自動装填装置」の記事における「戦車砲」の解説

戦車砲の装填にも自動装填装置利用される場合がある。自動装填装置採用により装填手の必要がなくなり採用され戦車乗員数を1人減らすことができ、従来4人乗り主力戦車であれば乗員3人で済むようになった。戦車砲用の自動装填装置技術的に信頼性確保難しいが、技術発達による信頼性の向上人員削減の必要への対応(日本フランスなど)、主砲大口径化・砲弾重量増大による人力装填の困難化ソ連)が自動装填装置採用促している。もっとも、装填手を省いて乗員数を減らすことには、燃料弾薬補充車体整備周辺警戒など非乗務任務時負担増や、乗員死傷した交代要員がいない冗長性の不足などのデメリットもあるため、アメリカ軍M1エイブラムスのように、技術的に利用可能自動装填装置をあえて搭載しない車両存在する。 戦車砲用の自動装填装置は、第二次世界大戦頃から試作例が存在したチェコスロバキアシュコダ社ではドラム自動装填装置開発着手しており、T-25中戦車ロシア語版)用に試作された75mm戦車砲A18は、後にドイツティーガー重戦車搭載して射撃試験行われている。アメリカでは、75mm戦車砲M3(もともとはM4中戦車用)に対応した油圧式自動装填装置をユナイテッド・シュー・マシナリー社が開発し、T22E1試作中戦車英語版)に搭載されたが信頼性低く、T22試作中戦車シリーズ火力不足で開発中止となったため量産に至らなかった。日本五式中戦車は、日本戦車としては大口径の75mm戦車砲を採用したところ、小柄な日本人では75mm砲弾取り扱いに困難がある思われそのような大口径高初速砲塔転把照準射撃行った場合発射速度への懸念された。このため装弾付属半自動式五式七糎半戦車砲(長)I型採用されたが、動作不良多く終戦までに少なくとも2度修正機能試験が行われたが最後まで不具合解決できないままであったその後、以下の様な戦車自動装填装置実用化されている。 AMX-13 1952年から量産されフランス軽戦車砲弾砲塔後部リボルバーマガジンから自動装填装置によって砲に装填される連射速度毎分12発。揺動式砲塔(砲ではなく砲塔自体上下動することにより砲の俯角を取る方式)の採用によって主砲俯仰しないため、自動装填容易になっている(ただし、弾倉そのものへの給弾は手動で、しかも車外からでないと行えなかった)。 Strv 103 1966年から量産されスウェーデン主力戦車砲弾車体後部リボルバーマガジンから自動装填装置によって砲に装填される連射速度毎分15発。砲塔廃して主砲車体固定搭載しているため自動装填容易になっている。 主砲西側一般的なL7系列の105mm戦車砲であるが、砲身長の延長自動装填装置適合させるために改良されL74呼ばれる専用モデルとなっている。 T-64 1964年確認されソ連主力戦車AMX-13Strv 103における自動装填装置採用目的車体小型化にあったのに対しソ連採用理由弾薬大型化による連射速度低下避け合わせて車体小型化を図るためと言われている。 西側諸国対抗してより大口径の主砲採用したソ連では弾薬大型化による装填操作作業効率低下問題にし、弾薬弾体と金薬莢納めた発射薬分離し、これを機力によって自動装填する自動装填装置開発しT-64初め採用した最初装置である6ETs10(ロシア語:6ЭЦ10)型は、砲塔下車底部中心に同心円状並べられ砲弾発射薬アーム式装填装置掬い上げた後ラマーで砲に装填する機構で、可動部動作範囲大きかったこのため砲塔左側乗務している砲手右腕巻きこんで切断する事故多発したとされ、当時西側情報筋では、「ソ連戦車自動装填装置人を喰う」と揶揄された。そのため、改良型のT-64A以降主砲T-72と同じ125mm滑腔砲換装すると共に機構変更し装置可動範囲減少させた6ETs15(ロシア語:6ЭЦ15)型自動装填装置搭載してこの問題解決している。 T-72 1974年確認されソ連主力戦車自動装填装置試作型/先行量産型はT-64Aと同じ6ETs15型を搭載しているが、本格量産型からは改良型の6ETs40(ロシア語:6ЭЦ40)型に変更されている。 装填機構砲弾発射薬ドラム型の揚弾装置で給弾した後に装填アーム用いて個別装填する可動範囲少な方式変更され、これにより搭乗員死傷事故減少したが、砲塔底部弾薬並べ基本レイアウトは変わらなかった。そのため、被弾すると容易に弾薬誘爆し、砲塔真上吹き飛ぶような大爆発起こして全損するケースがよく発生した湾岸戦争などでその様子が盛んに報道され結果兵器セールスにも影響した。それを受けてウクライナ開発した西側向け派生型T-72-120では西側戦車のように砲塔後部にバスル(張り出し部)を設け弾薬庫自動装填装置砲塔部に移している。 T-80及びT-80U ソ連主力戦車T-64改良発展型。 ウクライナ開発したT-80U発展T-84オプロート基本的にT-72と同じ方式自動装填装置搭載しているが、オプロート西側向け派生型ヤタハーンロシア開発されT-80U発展チョールヌィイ・オリョールなどでは砲塔後部にバスルを設けて弾薬庫自動装填装置砲塔部に持つ方式変更している。 T-90 ロシア主力戦車T-72改良型T-72と同方式自動装填装置採用しており、弾薬砲塔底部同心円状並べ配置踏襲している。 開発元では進歩した自動消火装置弾薬収納上面への弾片防止ライナー装備T-72比べ被弾時の安全性飛躍的に向上しており、T-72のような脆弱性はない、としている。発展型のT-90MSは砲塔後部にバスルを持つ新型砲塔変更されており、弾薬庫自動装填装置砲塔後部に持つ方式変更されている。 90式戦車 1990年に正式採用となった日本主力戦車西側諸国第3世代戦車自動装填装置採用した最初戦車でもある。砲塔後部にはベルトマガジンがあり、弾数防衛機密のため公表されていないが、軍事書籍によると16-18発が搭載されているという複数見方がある。 連射速度毎分15発。マガジンへの装填砲塔上面専用ハッチ加え砲塔内からも可能。装填動作中のラマーに足を引っ掛けられて乗員負傷した事例報道されている。 ルクレール 1991年配備始まったフランス主力戦車砲塔後部ベルトマガジン備えた自動装填装置採用しており、弾数22発、連射速度毎分15発。砲手指示ベルト廻り指示され砲弾装填ラック供給しラマー装填する再装填砲塔後面装填ハッチ加え車内からも可能。 メルカバ イスラエル国産主力戦車乗員保護第一に考えた独自の設計知られているが、120mm砲を装備した最新のMk.4に至るまで自動装填装置装備されておらず、乗員は4人である。これは開発チーム率いイスラエル・タル将軍の「戦車生き残るには最低4名の乗員が必要」「被弾率の高い砲塔には極力砲弾置かない」という思想に基づくものだが、Mk.4では戦闘時装填作業迅速化労力軽減のために、砲塔内に10入りリボルバーマガジン設置されており、必要な砲弾の種類入力する自動的に装填の手元に供給される様になっている。 10式戦車 日本開発した次期主力戦車90式後継に当たる。(厳密に74式戦車置換用に開発されたので90式戦車後継でなく74式戦車後継となる) 自動装填装置強い揺れ衝撃など高外乱受けて確実に装填できるよう構造最適化された。これにより不整走行時の装填安定性向上や、従来より早い装填速度達成している。。それに加え90式自動装填装置70%ほどの重量軽量化されている。

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