三省堂 大辞林 |
ぶぜん 0 【▼憮然】
(1)思いどおりにならなくて不満なさま。
「―たる面持ち」
(2)落胆するさま。
「昨夜幽明の郷に逝けり…―として大息する/佳人之奇遇(散士)」
(3)事の意外さに驚くさま。
「一たび日本の秋を看るや、忽ちにして―自失すること/日本風景論(重昂)」
品詞の分類
「憮然」の用例一覧
中井正一 支部図書館三周年に寄せて (青空文庫)
やというような瞬間が、第一回の会合ではあったのであった。私は憮然として丹那トンネルの困難を説いて、もしこれが不可能なら、その不可能の記録を残すべきであると申し上げたのであった。幸いに全省および法務府、最高...
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芥川龍之介 病牀雑記 (青空文庫)
きもさく ) 、「まだ食ふ気か」と言ふ。「ううん、手紙の封をするのだ」と言へど、茂索、中中承知せず「あとでそつと食ふ気だらう」と言ふ。隆一、 憮然 ( ぶぜん ) として、「ぢや 大和糊 ( やまとのり ) にす...
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梶井基次郎 淺見淵君に就いて (青空文庫)
この言葉で大變憂鬱になつたのは僕自身だつた。僕は云はば不純なさうした憂鬱にいつも捕はれてゐる。それが生活に反響し、作品に反響し、また生活に反響し返へして來ることに思ひ及べば、僕はうたた憮然たらざるを得なかつた。この...
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