東方市とは? わかりやすく解説

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東方市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 05:58 UTC 版)

中華人民共和国 海南省 東方市
魚鱗洲南側の砂浜
東方市の位置
簡体字 东方
繁体字 東方
拼音 Dōngfāng
カタカナ転写 ドンファン
国家 中華人民共和国
海南
行政級別 県級市
建市 1997年
面積
総面積 2,256 km²
人口
総人口(2002) 37.76 万人
経済
電話番号 0898
ナンバープレート 瓊D
公式ウェブサイト http://dongfang.hainan.gov.cn/
八所港

東方市(とうほう-し)は中華人民共和国海南省に位置する県級市海南島の西海岸の北寄りに位置する化学工業都市である。南シナ海トンキン湾)に面し、漢族のほか黎族が多く居住する。

地理

東方市は海南島南西部に位置し、東南は楽東県と、東北は昌化江を隔てて昌江県と接し、西部は北部湾、南部は南シナ海にそれぞれ面している。

熱帯気候に属し、北部の黎母山脈を中心に原生林を中心とする森林地帯が広がっている。年平均気温は24度、降水量は1,150mm。

東方市 (1991−2020)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 31.1
(88)
32.2
(90)
33.1
(91.6)
35.5
(95.9)
36.1
(97)
36.5
(97.7)
35.0
(95)
35.3
(95.5)
35.3
(95.5)
34.5
(94.1)
32.0
(89.6)
30.9
(87.6)
36.5
(97.7)
平均最高気温 °C°F 23.5
(74.3)
24.2
(75.6)
26.8
(80.2)
30.1
(86.2)
32.2
(90)
32.6
(90.7)
32.1
(89.8)
31.9
(89.4)
31.3
(88.3)
30.2
(86.4)
27.9
(82.2)
24.7
(76.5)
28.96
(84.13)
日平均気温 °C°F 19.5
(67.1)
20.5
(68.9)
23.2
(73.8)
26.7
(80.1)
29.1
(84.4)
30
(86)
29.5
(85.1)
29.0
(84.2)
28.0
(82.4)
26.4
(79.5)
23.9
(75)
20.7
(69.3)
25.54
(77.98)
平均最低気温 °C°F 16.7
(62.1)
17.8
(64)
20.5
(68.9)
23.9
(75)
26.4
(79.5)
27.7
(81.9)
27.1
(80.8)
26.4
(79.5)
25.3
(77.5)
23.6
(74.5)
21.1
(70)
18
(64)
22.88
(73.14)
最低気温記録 °C°F 8.8
(47.8)
9.0
(48.2)
7.6
(45.7)
14.6
(58.3)
18.2
(64.8)
22.4
(72.3)
22.0
(71.6)
21.9
(71.4)
18.7
(65.7)
15.5
(59.9)
11.7
(53.1)
6.4
(43.5)
6.4
(43.5)
降水量 mm (inch) 8.1
(0.319)
10.2
(0.402)
20.1
(0.791)
30.3
(1.193)
76.6
(3.016)
124.9
(4.917)
188
(7.4)
244.2
(9.614)
179.1
(7.051)
109.5
(4.311)
33.9
(1.335)
17.2
(0.677)
1,042.1
(41.026)
平均降雨日数 (≥0.1 mm) 3.3 3.7 4.5 4.1 6 6.2 8.9 11.5 12.8 9.7 3.8 3.2 77.7
湿度 80 81 80 77 74 74 76 79 81 78 77 77 77.8
平均月間日照時間 175.2 163.7 185.8 223.7 269.4 254.2 250.5 234.9 210.1 222.1 207.2 177.5 2,574.3
日照率 51 50 50 59 67 64 62 60 58 62 62 52 58.1
出典:China Meteorological Administration[1]

歴史

前漢以降珠崖郡・儋耳郡・儋州・昌化軍・南寧軍・儋州に属した東方市であるが、初めて県が設置されたのは隋代の感恩県が最初であり、それ以降中原の支配下に置かれることになった。

日中戦争期間中は天然の良港と豊富な鉄鉱山が位置する東方地区は日本軍の重要な拠点となり、港湾や鉱山が開発された。1952年に東方村に県政府を置く東方県に改編され、1953年には広東省海南黎族苗族自治州の管轄となった。1959年には県政府は八所港に移転、1987年に東方黎族自治県と改められ海南省の直轄になった。1997年に県級市に昇格し現在に至っている。

経済

市内には海南省最大の水力発電所・大広壩水力発電所が位置している。主要産業の農業ではマンゴーバナナサトウキビゴムノキなどの栽培が盛んであり。また水産業製塩なども行われている。

八所港は水深が深く海南島でも重要な天然の良港であり、付近の石碌鉄鉱からは鉄道による貨物輸送が整備されている。付近の海域には天然ガスが豊富にあり、海岸部にある工場は中国有数の化学肥料メタノールなどの生産基地となっている。

行政区画

下部に8鎮、2郷を管轄する

  • 鎮:八所鎮、東河鎮、大田鎮、感城鎮、板橋鎮、三家鎮、四更鎮、新竜鎮
  • 郷:天安郷、江辺郷

交通

鉄道

(海口方面)- 東方駅 - 金月湾駅 -(三亜方面)
(海口方面)- 昌感駅 - 東方駅 - 感城駅 -(三亜方面)

道路

出身者

脚注

  1. ^ zh:CMA台站气候标准值(1991-2020)”. 2023年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月14日閲覧。



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