感受性遺伝子

PDQ®がん用語辞書

感受性遺伝子

【仮名】かんじゅせいいでんし
【原文】susceptibility gene

特定の疾患または障害に対して個体の感受性を高めるまたは素因となる生殖細胞系の突然変異。このような突然変異が遺伝した場合、症状発現の可能性はより高くなるものの、確実というわけではない。「predisposing mutation（素因となる突然変異）」とも呼ばれる。

ウィキペディア小見出し辞書

感受性遺伝子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/11 15:47 UTC 版)

「パーキンソン病」の記事における「感受性遺伝子」の解説

一般にある疾患にかかるリスクを高める遺伝因子を疾患感受性遺伝子と呼ぶ。パーキンソン病患者と非患者 (対照) のゲノムワイド関連解析 (多数の遺伝子の一塩基多型を比較することで感受性の高い遺伝子を選び出す解析) によって、α-synuclein (これについてはすでに症例対照研究でも明らかにされている) および LRRK2 が白人と日本人に共通な感受性遺伝子、Tau はヨーロッパだけで感受性が見られた。さらに日本では新たな遺伝子 PARK16 (推定責任遺伝子NUCKS1)、BST1 が感受性を持つことが分かった。