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愛の劇場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/02 18:36 UTC 版)
愛の劇場(あいのげきじょう)
- 1969年 - 2009年、TBS(開始当初のみ朝日放送)制作による、昼の帯ドラマの放送枠。本項にて詳述。
- 1959年 - 1963年、日本テレビ系列で放送された、一話完結のテレビドラマ枠。
- NHK教育テレビで2010年度から放送されている、トークバラエティ番組 → 愛の劇場〜男と女はトメラレナイ〜を参照。
| ドラマ |
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関連項目
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『愛の劇場』(あいのげきじょう)は、1969年2月24日から2009年3月27日まで、40年1か月の長期に渡って、開始当初朝日放送 (ABC)、1970年以降TBSが制作した、昼の帯テレビドラマシリーズ枠の総称(この枠で放送された作品名には全て“愛の劇場”と冠される)であり、通算216作[1]が放送された。基本放送時間は一部地域を除きTBS系列各局毎週月 - 金曜日13:00 - 13:30 (JST) 。字幕放送を実施していた。
目次 |
概要
1969年2月24日放送開始。開始当初はABCが制作を担当していたが、1970年にTBS制作に移行した(但し、ABCを始めとする西日本のJNN系列局では、シャボン玉寄席を13:00 - 13:15に放送する関係で、15分遅れで放送開始していた)。1999年9月以前は、花王(開始当初は花王石鹸)の一社提供番組で「花王 愛の劇場」との名称であったが、以降は同社を含む複数社提供となり、名称から花王の名が外された。花王に社名変更して、その当時のロゴになってからは、他の一社提供番組との共通クレジット(白地に若竹色)を使用していた[2]。ドラマのシーンでは、筆頭スポンサーである花王の製品が置かれている場面が数多く見受けられ、食品事業のエコナや2003年以降はヘルシア緑茶がキッチンや食卓で置かれる場面もあった。
作品の内容として、1969年・1970年代は第1作目[1][3][4]『女の絶唱』にみられるような当時「よろめきドラマ[5]」とも称された「昼メロ」[6]が主流で[3]、それ以降は家族や主婦を題材にした感動作や人情ものが主となった。1980年代には 『わが子よ』などに代表される社会派が目立ち[3]、1990年代はそれに加え、『天までとどけ』シリーズや『ラブの贈りもの』『大好き!五つ子』のようなごく普通の家庭を舞台に親子・夫婦愛をテーマとしたホームドラマ、『離婚パーティー』『ひとりっ子同志』『温泉へ行こう』シリーズのようなラブコメディものの作品が多くを占め、愛憎劇系の作品は殆ど作られなかった。また、『ぽっかぽか』のようにレディースコミックを原作とする作品も出現するようになった。また、この頃より30話(6週間)以内で完結する作品が増加した。
2000年代前半は『新・天までとどけ』・『大好き!五つ子』『温泉へ行こう』の各シリーズ制作で年間のほぼ半分を占めるのが恒例化するが、2004年にこれらシリーズが一旦完結。2006年以降、宮藤官九郎が初めて“昼ドラ”を手掛けた事で話題となった『吾輩は主婦である』、少女時代から大人時代までの14年間のピュアな恋愛物語を3世代の主人公達で辿り、撮影・キャスティングなどに手間を掛けた少女漫画原作の『砂時計』、砂時計にやや類似したコンセプトを用いた『ラブレター』など、プライムタイムのテレビドラマに匹敵する内容の作品が制作された。一方で『聞かせてよ愛の言葉を』や『貞操問答[7]』等、1970年代主流作に通じる愛憎劇タイプの作品が2005年前後にいくつか制作されている。
主演は全体的に中堅どころの女優が多かったが、1980年代後半以降小川範子、森口博子、南野陽子、中澤裕子、森尾由美、さくら、鈴木亜美等、女優に転身した元アイドルが主演するケースも増えていた。
シリーズの終焉
2008年11月27日、TBSの2009年春改編において、『ピンポン!』と『2時っチャオ!』を終了させて、2009年3月30日より『ひるおび!』を開始するため、その枠の確保を行う目的で愛の劇場を「2009年3月いっぱいをもって終了」[8]、「2009年3月いっぱいで終了する方向で調整」[9]、「放送時間変更」[10]、との報道が一部スポーツ紙で行われた(この番組の次の時間に放送される『ひるドラ』も同様の報道が行われた)。TBSは取材に対して「4月の改編は検討中です」(2008年11月時点)と回答[8][11]していたが、2008年12月3日にTBSより正式に2009年3月での枠終了[12][13][14][15][16]が発表された。他に枠廃止の要因として、TBS編成制作本部PRセンターは「主力視聴者層となる40代までの主婦層のドラマ離れによる視聴率低下(2000年代にて5%程度の作品も存在)」も挙げている[3]。
2009年2月23日から放送の『愛の劇場 最終シリーズ 大好き!五つ子』が最終作品となり、同年3月27日の放送をもって終了、同時に「愛の劇場」も40年の歴史に幕を閉じた。この動きを見たテレビ東京は、それまで2008年9月29日から2009年4月3日まで11:50〜12:26の枠に放送されていた昼帯ドラマ枠『Lドラ』を、2009年4月6日以降当枠と同じ13時台前半の枠に移動した(系列局はTXからの裏送りで、従来にほぼ同じの12時から)。これに伴い放送時間も6分短縮されて30分の番組になったが、さらに2009年10月以後は新作の制作を取りやめて再放送に切り替えたが、こちらも2010年4月2日を以って終了した。これにより、2010年4月以降に現存する民放の帯ドラマ枠は東海テレビが制作してフジテレビ系列で放送される平日13時30分からの昼ドラの1本のみになった。
終了後、枠復活を望む意見が一部で存在する[17]。
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- ^ a b [リンク切れ]愛の劇場 最多「五つ子」で40年の歴史に幕 スポーツニッポン 2008年12月19日
- ^ その後は通常の白テロップだったが、2008年10月から2009年3月まで提供時間が60秒になって以後は、ドラマのオープニングをバックに若竹色テロップを使っていた。また60秒提供になってからは「清潔で美しく健やかな毎日を目指す」(当時)のコピーは省略されているが、提供の月マークは90秒以上と同じく大き目であった
- ^ a b c d 毎日新聞 2009年1月8日 東京夕刊、特集ワイド:昼ドラ社会学 TBS系「愛の劇場」、愛届け40年に幕
参考資料:
[リンク切れ] 1:昼ドラ低迷:「愛の劇場」終了へ(1)「よろめき」の時代遠く - 毎日jp(毎日新聞)
2:特集ワイド:昼ドラ社会学 TBS系「愛の劇場」、愛届け40年に幕(2/3ページ)
3: / 特集ワイド:昼ドラ社会学 TBS系「愛の劇場」、愛届け40年に幕(3/3ページ) 毎日.jp 2009年1月8日 - ^ a b 愛の劇場 最後の作品は「大好き!五つ子」に決定!! TBS 2009年1月29日
- ^ ベストセラーから生まれた流行語 > ベストセラーと「雰囲気」 > ◆よろめき 月刊基礎知識(現代用語の基礎知識)2005年1月号
- ^ 小矢野哲夫 / ことばの路地裏「よろめきドラマ」 - 毎日新聞大阪本社版夕刊 2004年7月22日
- ^ 『貞操問答』放送と同時期(2005年10月3日から)には「愛の劇場」直後の昼ドラ枠“ドラマ30”でも『デザイナー』という愛憎系ドラマが放映されており、同年10月17日から11月にかけてのTBS系昼ドラは、2本連続して愛憎劇が放送される状況であった。
- ^ a b [リンク切れ] TBS昼ドラ、40年の歴史に幕をおろす サンケイスポーツ 2008年11月27日
- ^ [リンク切れ] TBSコスト削減でピンポンなど打ち切り スポーツニッポン 2008年11月27日
- ^ [リンク切れ]TBS来春改編で大なた!人気番組が次々終了 nikkansports.com(日刊スポーツ)2008年11月27日・ 日刊スポーツ紙面 2008年11月27日
- ^ [リンク切れ]TBS大ナタ!昼ドラ40年の歴史に幕、「ピンポン!」なども終了 msn産経ニュース(産経新聞)2008年11月27日
- ^ [リンク切れ] 午後6-8時に大型ニュース番組=TBS系 時事通信社 2008年12月3日
- ^ [リンク切れ] TBS「ニュース23」3月終了、ゴールデンに報道番組 朝日新聞 2008年12月3日
- ^ [リンク切れ] TBS、来春に昼ドラ枠廃止…「愛の劇場」と「ひるドラ」 読売新聞 2008年12月3日
- ^ NEWS23、事実上終了へ TBS 47NEWS 2008年12月3日
- ^ a b [リンク切れ]愛の劇場 最多「五つ子」で40年の歴史に幕 スポーツニッポン 2008年12月19日
- ^ あぁ恋しい『愛の劇場』 - YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2009年6月2日
- ^ 2009年2月21日放送『チャンネル☆ロック!』より。
- ^ クロスネット当時の青森テレビはJNNには番販で参加していた(1975年3月31日にANN脱退・JNN正式加盟)。
- ^ それまでは日本テレビ系13時台後半の番組を同時ネットしていた。当番組の放映権がテレビユー山形へ移行後は再び日本テレビ系番組の同時ネット。
- ^ 福島テレビは1983年4月から9月まで視聴者保護のため同時ネットで放送していた他、1983年10月からの当該時間帯は『ライオン奥様劇場』の同時ネットに切り替えたため、テレビユー福島開局までは遅れネットでの放送となった。
- ^ 北日本放送では当番組の放映権がチューリップテレビに移行後の当該枠は『朝の連続ドラマ』(よみうりテレビ制作)の遅れネットになったため、『午後は○○おもいッきりテレビ』のフルネット化が1994年1月からとなった。
- ^ 作品によっては再編集バージョンで放送された。
- ^ 『朝の連続ドラマ』(よみうりテレビ制作)のNNSマストバイ局における放送も同様に東日本・西日本と放送時間が振り分けられていた。
- ^ 遅れネット局では放送日程の調整が行われなかったため、夏休み枠であっても、遅いときは夏休み途上から9月下旬までの放送になることが多かった。
- ^ 但し、愛の劇場最終作品である「最終シリーズ 大好き!五つ子」は夏休みから外れた2009年2 - 3月に放送された。
- 1 愛の劇場の概要
- 2 オープニングタイトル
- 3 放映ネット局
- 4 その他
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