惰性とは? わかりやすく解説

惰性

読み方:だせい

「惰性」とは、「これまで続いてきた動作習慣などをそのまま維持しようとするさま」を指す意味で用いられる表現である。とりわけ消極性や面倒くささから従来通り判断や行動に甘んじようとすること(の理由)というネガティブ意味合い表現として用いられることが多い。
物理学分野では「惰性」は「慣性」の同義語として用いられることがある。惰性も慣性も、どちらも英語の inertia訳語である。

「惰性」の読み方

惰性の読み方は、「だせい」である。

「惰性」の語源・由来

惰性の「惰」には「怠ける・だらける」という意味もあるが、「これまでの状態を維持する」という意味合いもある。この「惰(状態維持)の性質」がすなわち「惰性」である。

「惰性」という言葉そのもの明確な語源出典は特に見いだせない。

近代日本において inertia訳語として考案された「和製漢語」である、とは一般的には考えられていない

「惰性」と「怠惰」の違い

「惰性」は性質要因・法則を指す名詞である。

怠惰」は様子性質性格)を指す名詞または形容動詞である。

「惰性」の類語

惰性の類語には、漫然習慣常例慣性流儀因習格例式例などがある。漫然明確な目標がなく過ごす様のことで、習慣定期的に同じ行動をすることだ。常例通例沿った行動習わしで、慣性は何かの物体外的な力を受けず運動状態になる性質のことをいう。

流儀決まった物事やり方作法のことで、因習古くから伝わってきた習わしのことだ。格例式例従来行われているしきたり規則のことである。

だ‐せい【惰性】

読み方:だせい

これまでの習慣勢い

慣性(かんせい)

「惰性」に似た言葉

惰性

作者常盤新平

収載図書街の風景
出版社毎日新聞社
刊行年月1993.3


慣性

(惰性 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/02 02:13 UTC 版)

慣性(かんせい、: inertia)とは、ある物体外力を受けないとき、その物体の運動状態は慣性系に対して変わらないという性質を表す。惰性ともいう。


  1. ^ 慣性系から加速している観測者側の非慣性系への座標変換を施すことで慣性力が求められる。
  1. ^ 菅野 2007, p. 231.


「慣性」の続きの解説一覧

惰性

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 09:37 UTC 版)

発音(?)

だ↗せー

名詞

(だせい)

  1. (物理学) 慣性
  2. 今まで習慣

「惰性」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「惰性」の関連用語

惰性のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



惰性のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの慣性 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの惰性 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS