性 (文法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 04:40 UTC 版)
性(英語: gender)、または文法的性(grammatical gender)とは、関連する語のふるまいに文法的に反映する名詞の分類体系のこと[1][2]で、名詞の文法範疇の一つ[3]である。
- ^ Hockett, Charles F. A Course in Modern Linguistics. New York: Macmillan. 1958: 231
- ^ a b Corbett 1991: 1
- ^ 「性」『言語学大辞典:第6巻 述語編』三省堂 1996
- ^ Corbett 1991: 10, 146
- ^ Dixon 1982
- ^ Corbett 1991: 136-137
- ^ a b c d Corbett 2011
- ^ “ドイツ語 文法 010: 名詞の性:解説”. www.coelang.tufs.ac.jp. 2023年3月8日閲覧。
- ^ 複数形は男性人間型変化となる。なお、〈女性ピアニスト〉は指小辞の付いた pianistkaという形となる。
- ^ 本来の過去形である未完了過去、アオリストは人称と数によって変化するが、南スラブ系の一部を除いてこれらは(ほぼ)廃れ本来現在完了形である「コピュラ動詞現在+能動完了分詞(結果分詞・L分詞などとも呼ばれる)」がそれらに代わった。分詞は形容詞とも考えられるので主語に性数一致する。ロシア語においてはコピュラ動詞の現在形は一部の用法以外は省略されるので動詞が性数変化するように見えるのである。
[続きの解説]
「性 (文法)」の続きの解説一覧
- 1 性 (文法)とは
- 2 性 (文法)の概要
- 3 性の一致
- 4 印欧語族の性
- 5 セム諸語
- 6 バントゥー語群
「性 (文法)」の例文・使い方・用例・文例
- 俗物根性を忌み嫌う
- この問題の性質はきわめて明らかだった
- 性的虐待
- 女性が顧客の大半を占める
- 酸性排気
- 習い性となった嗜好
- 急性アルコール中毒
- 彼らは国際的合意の必要性を強く意識している
- たばこは習慣性が高い
- 彼は振り向いて後ろにいる女性に話しかけた
- ロマンス語では形容詞は性と数が修飾する名詞と一致する
- 彼女は内気な性格なのでよりいっそう好きだ
- アレルギー性鼻炎
- 彼は彼女にふさわしい男性というわけではなかった
- スペイン系の女性
- 動物性たん白質
- 理性に訴える
- 性的魅力
- 彼女は,いわば,私たちみなが結婚を夢見るような女性だ
- 無性生殖
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