応急用タイヤ
車両に装着された標準タイヤがパンクなどの故障で使用できなくなったときのために、一時的に使用することを前提にして質量、容積などを軽減したタイヤ。日本では、1981年のJIS改訂で2形式の応急タイヤが採用され、急速に普及した。折りたたみ式はサイドウォールを内側にたたんで外径を圧縮するもので、古くから知られたスペースセイバーの類である。Tタイプ(Temporary Use)式はタイヤ幅を小さくしたもので、標準タイヤのタイヤ強度(エネルギー強度)に合わせて高い空気圧で使用し、サイドウォールには応急用の表示「T」および使用空気圧を表示し、ホイールは黄または橙色にする必要がある。
参照 スペースセーバータイヤスペアタイヤ
(応急用タイヤ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/13 13:30 UTC 版)
スペアタイヤ(英: Spare tire)は、自動車に装着されているタイヤが使用不能時に、応急的に使用するホイールに組んだ予備タイヤ。スペアタイヤを搭載する車両には、標準サイズのスペアタイヤを装備するものと径の小さい応急用タイヤ(Tタイプ応急用タイヤなど)を装備するものがある[1]。後者はテンポラリータイヤ(temporary: 間に合わせ)、テンパータイヤともいう。
- ^ a b c d “パンクへの備えは大丈夫?”. 日本自動車タイヤ協会. 2020年7月1日閲覧。
- ^ タイヤ落下事故 さびで固定器具破断 岡山・中国自動車道毎日新聞 2017年12月6日 2018年4月18日閲覧
- ^ 大型トラック・バスのスペアタイヤ、3カ月ごとの点検義務付け 10月からレスポンス 2018年6月28日
- ^ a b c “自動車用タイヤの選定、使用、整備基準 2018 乗用車用タイヤ編”. 日本自動車タイヤ協会. 2020年7月1日閲覧。
- ^ a b c d “スペアタイヤレス化の動き”. 日本機械学会. 2020年7月1日閲覧。
- ^ 顕著な例としてハイブリッド化に伴うバッテリー増大例(3代目(GK/GP系)ホンダ・フィット、2代目トヨタ・シエンタ、日産・ノート E12。ピュアガソリン車はスペアタイヤが装備されるが、ハイブリッドは修理キットが装備される。3代目トヨタ・プリウスのPHVもバッテリーの増量により同様である。)や福祉車両(2代目ダイハツ・ムーヴ「スローパー」はスペースの都合でランフラット化された仕様が存在する)が挙げられる。
- ^ “一般ユーザーのパンク修理の実情とは? 販売店に聞いた”. くるまのニュース (2020年10月24日). 2020年10月24日閲覧。
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