復元性

日本語活用形辞書

復元性

読み方：ふくげんせい

名詞「復元」に、接尾辞「性」がついたもの。

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大車林

復元性(操縦安定性)

英語 stability restoration

旋回中もしくは蛇行中のクルマが直進状態に復帰しようとする性質をいう。クルマの操縦を安定して行うために不可欠な特性であり、過不足の場合、低速大舵角でのハンドルのもどり過ぎ、もどり遅れ、高速走行時の直進性で間題になりやすい。ステアリング系の復元力、前後タイヤのコーナリングフォースや、左右輪の駆動力、制動力のバランスによる車体の復元モーメント、ステアリング系のフリクションなどに大きく影響される。代表的な試験方法は、定常旋回中にステアリングから手を放したあとの収束状態を観察するステアリングの復元性試験や、直進中にパルス操舵を加えたあとに手放しする手放し安定性試験などがある。減衰の様子は、ハンドル角やヨーレートの収束時間および減衰率で評価される。

参照 手放し方向安定性試験、ハンドルの復元性、復元力(ステアリング)

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。