御庭番
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御庭番(おにわばん)は、江戸時代の第8代将軍・徳川吉宗が設けた幕府の役職。将軍から直接の命令を受けて秘密裡に諜報活動を行った隠密を指した。
注釈
- ^ ただし、忍者についても、時代劇・時代小説・漫画などで大幅な脚色が見られる。現実の忍者の諜報活動も御庭番と同程度のものだったとも考えられ、むしろ忍者同様に大幅な脚色がなされていると言える。
出典
- ^ 深井雅海「江戸幕府御側御用取次の基礎的研究」1983年5月(『国史学 第120号』)
- ^ a b 深井雅海、「徳川将軍の情報収集活動」 『情報管理』 1991年 34巻 3号 p.219-231, doi:10.1241/johokanri.34.219, 科学技術振興機構
御庭番衆
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かつて将軍家を警護していた忍たち。作中では天人襲来時に徳川定々によって天照院奈落と結託するため一斉にリストラされるが、実際には警察庁長官の松平片栗虎によって彼の庇護下に置かれ、有事の際には再結集する手筈になっていた。過去の出来事から、現在の将軍である徳川茂茂とは深い絆がある。将軍暗殺篇で将軍の影武者である銀時たちを護衛しながら忍の里・伊賀に向かい、伊賀衆らとともに鬼兵隊や春雨の第七師団と交戦する。銀ノ魂篇では、アルタナ解放軍および虚を倒すために参戦した。 服部 全蔵(はっとり ぜんぞう) 声 - 藤原啓治(テレビ版)→森川智之(銀魂 THE FINAL)、くまいもとこ(幼少期) 大晦日に銀時とジャンプ合併号を争奪しあったジャンプマニア。大痔主の忍者で、それが原因で入院したこともあり、神楽からは「イボ痔忍者」と呼ばれている。 元御庭番衆筆頭で忍術に長けており、「摩利支天(まりしてん)の全蔵」の異名を持つ。前髪で目が隠れているため、素顔は不明。銀時とは出会った際の立場や状況の悪さから二度ほど対戦しているが、完全に「犬猿の仲」というわけではなく、腐れ縁的な存在で話も合い、紅蜘蛛篇では、彼を助けたこともある。御庭番衆史上最も恐れられたと言われるだけあり、銀時とも互角に渡り合えるかなりの実力者である。 忍者としての師でもある父親に対しては普段から迷惑をかけられていたらしく、かなりうっとうしく思っていた(葬式を開くことさえ渋っていたほど)反面、彼が子供のように無邪気な点に関しては尊敬していたり父に重傷を負わせた地雷亜の捜索をしていたりなど、心底から嫌っていたわけではないようである。 御庭番衆をリストラされたあとはフリーターとして職場を転々としている。 将軍暗殺篇では、本物の茂茂の護衛として近付くも、そのまま茂茂の首をはねて殺害する。しかし実は殺害されたのは影武者の影丸であり、事前に計画を知り茂茂の友人として彼を社会的に抹殺することで、その命を救うために汚名を着ていたことが判明する。鬼兵隊と第七師団が伊賀に攻め込んできた際には一人で鬼兵隊と交戦するも、追い詰められたところをあやめに助けられ、銀時や茂茂らと合流する。 銀ノ魂篇では、あやめらとともに御庭番衆のメンバーを引き連れ、解放軍と交戦する銀時たち、そして真選組に加勢し、戦いに加わる。 当初は茂茂と同じく将軍暗殺篇で死亡する予定だったが、原作者が思っていた以上にあやめが活躍したためそのまま生き残らせることとなった。 『3年Z組銀八先生』では、日本史の教師で、痔持ちなのは変わらず。小説版第2巻では原作同様忍者としての能力を発揮していた。 猿飛 あやめ(さるとび あやめ) 声 - 小林ゆう、興津和幸(男性変身時) 演 - 夏菜 元御庭番衆のくノ一で、現在は悪党を裁く始末屋として働いている。群青色の瞳に紫色のロングヘアーを持つグラマラスな美女。右目に泣きボクロがある。得意技は好物である納豆を使った攻撃。愛称は「さっちゃん」。初登場時は銀時を利用するつもりで丸め込もうとするが、危ういところを助けられて以来銀時に惚れてしまった。 自他ともに認めるマゾヒストで、銀時にぞんざいに扱われることを快感としている。一応「メス豚モード」と「始末屋モード」(どちらも自身が命名)を使い分けているが、場の空気・感情・状況に流されやすく、すぐに切り替わってしまう。 忍者としても始末屋としても一流の実力があるがド近眼であり、伊賀製の特別な忍眼鏡をかけているがそれがないと何も見えなくなってしまううえに聴力まで悪くなり、自身で気付かぬうちにとんでもないボケを繰り出す。また眼鏡をしていても「銀時の格好をした神楽」を銀時と思い込んでいた。 最初は銀時に淡い恋心を抱くだけであったが、登場回数を重ねるごとに銀時に「求愛」と称し悪質なストーカー行為を繰り返すようになった。いつも銀時をつけ回しているため、大体の出来事は把握しているが、呼ばれなければ普段は出てくることはない。銀時本人はストーキングされていることを知っているらしく、彼女を呼び出す際には隠れている場所に正確に木刀を投げ当てている。 銀時に積極的かつ過剰なアプローチを繰り返しているが、銀時の想定外の反応や、正攻法でのアプローチをしようとすると緊張してしまう純情な一面も持っている。また、バレンタインに銀時にチョコを渡すために協力を要請しに来た神楽に、「さっちゃんみたいなデリカシーのない女の力が必要」と言われた時は傷ついていた。 お妙を一方的に恋敵だと思い込んでいるため、事あるごとに対立している。また、銀時に好意を抱いている月詠も恋敵として認識している。 将軍暗殺編では、御庭番衆の一員として再終結し茂茂の護衛計画に加わる。全蔵が茂茂を暗殺したと聞かされた際は大きな衝撃を受けるが、のちに百地から全蔵の本当の狙いを聞かされた際は必死に伊賀に再来した鬼兵隊の艦で単身奮戦する彼の下へと走り、その窮地を救う。その後、重傷を負った全蔵を介助しながらともに伊賀からの脱出を目指すが、高杉に背後から刀で貫かれ自身も重傷を負う。しかし、その後現れた銀時らや生き残りの御庭番衆の援護を受け、無事に伊賀を脱出することに成功する。 『3年Z組銀八先生』では、保健委員を務めている。こちらでもクラスの担任である銀八への求愛行動を事あるごとに繰り出すが、当然ながら銀八には気味悪がられており、まったく振り向いてもらえない。 『金魂』では、ホストクラブ「新鮮組」のパトロンで、片栗虎の娘という設定。 苗字のモデルは真田幸村に仕えた真田十勇士の一人・猿飛佐助。名前の由来は髪の色が菖蒲の花に似ていることから。 フリーター戦隊 シノビ5(ファイブ) 剛(ごう) 声 - 羽多野渉 忍としては人一倍の強い意志と誇りを持つが、報われない人物。異名は「韋駄天(いだてん)の剛」。 ゴニンジャーとの激突の際、桂の下剤入りカレーを食べ、腹を壊しながらも対抗しようと忍法「分身の術」を使うが、本体がバレバレだったため、新八にあっさり倒された。全蔵の父の葬式や忍者の忘年会にも出席している。将軍暗殺篇では、修輪や脇薫とともに第七師団と交戦する。 修輪(しゅわ) 声 - 江川央生 忍術より格闘術が得意な様子の男。異名は「毘沙門天(びしゃもんてん)の修輪」。 筋骨隆々でグラサンをかけている。忍法「怒品愚(ドーピング)」を使い、筋肉を強化して膨らませようとするが力の入れ具合を間違え違うところを膨らませてしまい、新八の突っ込みにより敗北した。将軍暗殺篇では、剛や薫とともに第七師団と交戦する。 脇 薫(わき かおる) 声 - 新井里美 高飛車で傲慢な性格をしている美女。異名は「弁財天(べんざいてん)の薫」で、「ホーホホホ」と高笑いし、語尾に「よん」とつける。 忍者学校時代は学園のマドンナで、あやめとはライバルのような関係。忍法「呪縛旋花」で銀時を苦しめるが、あやめの忍法「ねばーぎぶあっぷ」で忍法を破られた挙句、彼女に容赦なく納豆を顔面に叩きつけられ敗北。実家は花屋を経営しており、たまに営業を手伝うが売り上げは悪い。勤め先の「くノ一カフェ」の店長の結婚記念品の創作を手伝うなど、優しい一面も持っている。将軍暗殺篇では、剛や修輪とともに第七師団と交戦する。あやめや全蔵とは少なからず交流がある様子。あやめ曰く親友の関からは嫌われていた。 松尾(まつお) 声 - 松尾まつお インテリらしく眼鏡をかけた男。データを分析するのが得意らしいが、何に対しても同じ確率(99.8%)しか出さない。 「広目天(こうもくてん)の松尾」の異名を持っているが、データ分析以外はまったく戦力にならず、すぐに新八と桂に敗北した。将軍暗殺篇では、シノビ5で唯一登場していない。 全蔵の父 声 - 西村知道 登場するほとんどの元御庭番たちの師匠で、歴代の御庭番の中でも最強と称されるほどの忍。故人。高齢であるが、御庭番としての身体能力はかなりのものだった。20年以上前に地雷亜から先代将軍(徳川定々)を守るため影武者として入れ替わった際に地雷亜によって両足を負傷させられ、その傷が元で隠居することとなり後進の指導に回った。 稚気溢れる人物で、缶けりが大好きで忍者学校の生徒たちにとても慕われていた。缶けりへの想いからか彼の葬式の当日、かぶき町の片隅で万事屋の前に幽霊として現れ、缶けりに興じた。成仏はしていないようであり、アニメの第7期OP(オープニング)にも登場している。生前、全蔵が集めていたジャンプを古本屋で売り飛ばし、売った金でアダルトDVDを買い込んだという(全蔵曰く「いろいろあったが、総合すると『駄目親父』」)。 鳶田段蔵(とびた だんぞう) 元御庭番衆。 詳細は地雷亜を参照。 影丸(かげまる) 御庭番衆の一人。幼少のころに茂茂の影武者として水戸派にさらわれるが、当の茂茂本人によって助けられる。その際に茂茂は胸に傷を負うが、その事実を定々に隠すため、茂茂の依頼で彼の傷が癒えるまでの半年間、彼と成り代わって本物の茂茂として過ごしていた。 御庭番衆の解散後、将軍暗殺篇にて茂茂に命を救われた恩を返すために再び影武者となり、全蔵に殺害される。
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