後を継ぐ
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346年5月、張駿は病に罹り、やがてこの世を去った。6月、群臣は張重華に後を継がせ、使持節・大都督・大将軍・太尉・護羌校尉・涼州牧・西平公・仮涼王を称させた。張重華は領内に大赦を下し、永楽と改元した。張駿を文公と諡し、嫡母(父の正妻)の厳氏を尊んで太王太后に立てて永訓宮に住まわせ、実母の馬氏を王太后に立てて永寿宮に住まわせた。さらに後趙君主石虎に使者を派遣して表を奉じ、従属する姿勢を示した。7月、張駿を大陵において葬った。
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後を継ぐ
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2月、羅尚は大軍を派遣して李特の陣営へ総攻撃を掛け、これに各集落が一斉に呼応した為、兵が少なかった李特は大敗を喫して戦死した。李特が死ぬと、蜀の人は多くが離反した為、流民達は大いに恐れた。李流は、李特の子である李蕩と李雄と共に兵を束ねて赤祖へ撤退すると、自身は東営を守り、李蕩と李雄には北営を守らせた。その後、李特を継いで大将軍・大都督・益州牧を称した。 荊州刺史宗岱が李流討伐の為に水軍三万を墊江へ進出させると、前鋒の孫阜は徳陽を攻略し、李特が置いた守将寋碩を捕えた。太守の任臧らは撤退して涪陵に屯した。 3月、羅尚は督護の常深を毗橋へ派遣し、さらに牙門の左氾・黄訇・何沖を派遣して、三道から北営を攻撃した。さらに涪陵の民である薬紳がこれに呼応し、李流を攻撃した。李流と李驤は晋軍に、李蕩と李雄は薬紳に対した。李流は薬紳を打ち破ると、そのまま常深の陣を攻めてこれに勝ち、常深の士卒は四散した。何沖が北営を攻撃すると、営内にいた氐族の苻成と隗伯が呼応した。それを知った李蕩の母である羅氏は、自ら甲冑をまとって戦いに臨んだ。隗伯が羅氏の目を斬ったが、羅氏はひるまず戦った。ちょうどその時、李流らが引き返してきた為、北営に入って大勝した。苻成と隗伯は部衆を率いて羅尚の下に奔った。 李流は軍を進めて成都に迫ると、羅尚は閉門して守りを固めた。李蕩は馬を馳せて苻成らを追撃したが、倚矛により傷を負って戦死した。李流は李特・李蕩が立て続けに戦死した上に、宗岱・孫阜の軍が近づいて来た為、非常に恐れた。太守の李含が李流に降伏を勧めると、李流はこれに従おうとした。李雄と李驤はこれに強く反対したが、李流はこれを認めなかった。 5月、李流は子の李世と李含の子の李胡を孫阜の軍に人質として派遣した。李胡の兄の李離は、父の李含が降伏しようとしていると聞いて梓潼から馳せ戻り、諫めようとしたが聞き入れられなかった。 李雄は李離と共に独断で孫阜軍を攻撃するとこれに大勝し、宗岱も墊江で死去した為、荊州軍は撤退した。李流は自らの判断が間違っていたことを深く反省し、李雄の才覚を認めるようになり、彼に軍事を任せるようになった。 6月、李雄は羅尚の軍を攻撃した。これを受けて羅尚は大城に籠った為、李雄は江を渡って汶山郡太守の陳図を攻撃して彼を殺害すると、遂に郫城に入った。 7月、李流は陣営を移して郫城を拠点とした。だが、三蜀(蜀郡・広漢郡・犍為郡)の民衆は皆、乱を避けるため険阻な地に籠って集落を築くか、または南の寧州や東の荊州に逃走しており、城内は全て空となっていた。その為、李流は食糧を得ることが出来ず、士卒は飢えに苦しんだ。 この時、涪陵の范長生は千家余りを率いて青城山に拠点を築いていた。羅尚の参軍である涪陵の徐轝は范長生を汶山郡太守に任じ、彼と呼応して李流を討つことを望んだ。だが、羅尚はこれを許さなかった。徐轝はこれを怨み、江西へ使者を遣わして李流に降った。李流は徐轝を安西将軍に任じた。徐轝は范長生らを説き伏せ、李流に軍糧を供給させた為、李流軍は息を吹き返した。 李流は事ある毎に、李雄には長者の徳があると言いって彼を重んじた。また、「我が家を興す者は、必ずこの人である」と述べ、諸子に命じて李雄を尊奉じさせた。 9月、李流は病が篤くなり、諸将に向かって「驍騎(李雄)は高明で仁愛であり、並外れた見識と決断力を持っている。正に、大事をなすに足る才能がある。前軍(李雄)の英武は天から与えられたものである。軍を束ねて天命に従い、成都王に推戴するのだ」と遺し、子の李世を差し置いて李雄を後継者に指名し、間もなく死去した。享年56であった。諸将はともに李雄を立てて君主とした。 後に李雄が皇帝位に即くと、李流を追諡して秦文王とした。
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「後を継ぐ」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は店の経営者として父親の後を継ぐことになる
- 彼の後を継ぐだけの能力のある人物を見つけるのは容易ではないだろう。
- その政治家が死ぬと、誰もが息子が父親の後を継ぐことを望んだ。
- グレッグは、きっとお父さんの後を継ぐつもりだと思う。
- お父さんが引退なさるときにはあの人が後を継ぐのです。
- 君がお父さんの後を継ぐのが順当だ.
- (誰の)後を取る、後を継ぐ
- 子どもが無ければ最近親が後を継ぐ
- 人の後を継ぐ、後を引き継ぐ、後を襲う(後任になる)
- 人もし子無くして死せば最近親その後を継ぐ
- 後を継ぐことができる
- 植物が生えかわって後を継ぐ
- 彼女は,祖母の後を継ぐため,ジェノヴィアへ行く。
- 彼は国連安全保障理事会に全会一致で選ばれ,2017年の初めにパン・ギムン氏の後を継ぐ。
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