三省堂 大辞林 |
うしろめた・い 5 【後ろめたい】
〔「後ろ目痛し」の転〕
(1)後ろ暗いところがあって、良心がとがめる。やましい。
「私には―・いところはない」
(2)あとのことが気懸かりだ。将来が心配だ。なりゆきが不安だ。
⇔後ろ安し
「をみなへし―・くも見ゆる哉あれたるやどにひとりたてれば/古今(秋上)」
(3)気が許せない。油断がならない。
「これほど―・う思はれ参らせては、世にあつては何かはし候ふべき/平家 2」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
「後ろめたい」の用例一覧
岸田國士 『開拓地帯』の序 (青空文庫)
しいと引受けた。この作品集は決して仲間褒めや後ろめたい提灯持ちをする必要のないものである。なぜなら、こゝに並んだ顔ぶれは何れも、わが文壇に於ける一騎当千の若武者であり、しかも、これら諸君の文学的才能と情熱は、この...
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大島亮吉 涸沢の岩小屋のある夜のこと (青空文庫)
てそれ以上はなんにも言わなかった。話しはまたとぎれてしまった。各々の想いはまた各々の心のなかをひとりで歩まねばならなかった。 自分自身の心胸にもそのときはいろいろのことがおもい浮んだ。暗い、後ろめたい思想が自分を悩まし、ある...
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モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 探偵小説アルセーヌ・ルパン EDITH AU CO... (青空文庫)
てまた彼等の私的生活についても詳細に探られたが、三人が三人、その行為は最も正しく、いささかも後ろめたいような点はなかった。 こうして盗まれた綴れ錦の壁布——予備陸軍大佐の死に値する愛蔵——の行方はいかん? 波は広がった。いよ...
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