彼は誰時とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 彼は誰時の意味・解説 

かわたれ‐どき〔かはたれ‐〕【かわたれ時】

読み方:かわたれどき

《「彼(か)は誰(たれ)時」の意。あれはだれだとはっきり見分けられない頃》はっきりもの見分けつかない、薄暗い時刻夕方を「たそがれどき」というのに対して多く明け方をいう。


あれはたれ‐どき【彼は誰時】

読み方:あれはたれどき

《あれは誰か見分けつかない薄暗い時分の意》夕方かわたれどきたそがれどき

「—なるに、ものの調べどもおもしろく」〈源・初音


彼は誰時

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 08:16 UTC 版)

彼は誰時

彼は誰時(かわたれどき)は、一日のうち明け方頃のまだ薄暗く、あの人は誰かと判断しかねる時間帯である[1]彼誰時彼者誰時とも表記し、彼は誰(かわたれ)[2]ともいう。

由来

「彼は誰時」は、「彼は誰(彼は誰ですか)」と尋ねなければ判らないような、薄暗い夜明けや夕暮れ時を表していた[1]。しかし、のちに夜明けの時間帯に限定されることが多くなり[1]、夕暮れ時は黄昏(誰そ彼)が指すように区別されていった。

用例

「彼は誰時」という言葉は『万葉集』に

暁の かはたれ時に 島蔭を 漕ぎ去し船の たづき知らずも — 『万葉集』第20巻4384番[3]

と登場し、古くから知られた言葉である。

脚注

  1. ^ a b c 彼誰時(かわたれどき)とは?」コトバンク
  2. ^ 彼は誰(カワタレ)とは?」コトバンク
  3. ^ 万葉集4384番の作者・分類」万葉集一覧データベース


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「彼は誰時」の関連用語

彼は誰時のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



彼は誰時のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの彼は誰時 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS