とうよう‐かんじ〔タウヨウ‐〕【当用漢字】
当用漢字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 04:01 UTC 版)
当用漢字(とうようかんじ)は、1946年(昭和21年)11月5日に国語審議会が答申し、同年11月16日に内閣が告示した「当用漢字表」に掲載された1850の漢字を指す。「当用」とは「さしあたって用いる」の意[1][3]。1981年(昭和56年)、常用漢字表の告示に伴い当用漢字表は廃止された。
- ^ 大辞林第3版、大辞泉、他。
- ^ 漢字に関する主査委員会 第14回 議事録.
- ^ 国語審議会において「当用漢字表」の名称が提案された際、「当用」は「日常の使用にあてる」の意味であると説明された[2]。
- ^ 朝日新聞2008年12月5日夕刊
- ^ 阿辻哲次『戦後日本漢字史』(新潮選書)40ページ〜
- ^ a b “第86回 「𠮷」と「吉」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム”. 三省堂WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond- (2011年5月19日). 2023年9月27日閲覧。
- ^ 『昭和を騒がせた漢字たち : 当用漢字の事件簿』128ページ〜
- ^ 『昭和を騒がせた漢字たち : 当用漢字の事件簿』144ページ
- ^ 『漢字と日本人』 219ページ。
- ^ 『漢字と日本人』 223ページ。
- ^ 『漢字と日本人』 224-225ページ。
- ^ a b 1958年(昭和33年)4月21日、自丙行発第7号 各都道府県知事宛 自治庁行政局長通知
当用漢字(常用漢字)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 23:48 UTC 版)
日本では、1945年内閣告示の当用漢字表と、1956年の国語審議会報告「同音の漢字による書きかえ」によって「障碍」の表記が公的に否定され、「障害」に一本化された。 但し、1981年内閣告示の常用漢字表により旧当用漢字表における強制性が弱められたことに伴い、民間では意図的に「障碍」が用いられる場合もある。兵庫県宝塚市は2019年4月から公文書などでの表記を「障碍」に変更した。 2010年の常用漢字表改定の際に「碍」の字を常用漢字に追加することが検討されたが見送りとなった。2021年、東京パラリンピック開催を前に文化庁で同じく追加を検討していたが見送りの方針となった。
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