式量とは? わかりやすく解説

しき‐りょう〔‐リヤウ〕【式量】

読み方:しきりょう

ある単体化合物化学式表したときの、成分元素原子量総和分子存在する物質では分子量等しい。化学式量


化学式量

(式量 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 05:35 UTC 版)

化学式量(かがくしきりょう、: chemical formula weight)とは、化学式(おもに組成式)に基づいて原子量と原子数の積の総和を求めた値である。場合によっては単に式量(しきりょう、formula weight)と呼ぶこともある。化学式量はその構成単位が分子として明確に決められない場合、たとえばCa2SO4・1/2H2Oのような無機化合物などに用いられる。イオンではイオン式量が、高分子では高分子式量が用いられる[1]。これは分子が存在すると否とにかかわらずどんな物質に対しても適用できる包括的な用語であり[2]、分子量よりも広義に用いられる[3]。そして分子量同様、化学式が示す化学量論に基づき反応物あるいは生成物の量的関係を把握する際に利用される。


  1. ^ 式量、『理化学辞典』、第5版、岩波書店。ISBN 4-00-080090-6
  2. ^ 化学大辞典編集委員会(編)「化学大辞典-第3版」共立(2001/09,初版1960/09)
  3. ^ 大木道則;田中元治;大沢利昭;千原秀昭(編)「化学大辞典」東京化学同人(1989/10)


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