建艦競争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 05:18 UTC 版)
建艦競争(けんかんきょうそう、英語: Naval arms race)は、二国あるいは多国間における軍拡競争の一形態で、軍艦を中心とした海軍力整備を互いに競い合う状況を示す言葉である。
注釈
- ^ 本来の意味は「Naval arms」とあるように軍艦のみならず海軍力全体を指す軍拡競争である。
- ^ このことからもわかるように、建艦競争とはあくまでも「平時」における状況を示す言葉である。
- ^ 内1隻は準同型の「フッド」となる。
- ^ 一例として海軍本部が作成した1904年時点の列強海軍比較表では、イギリスの戦艦既成53隻+建造中12隻に対し、フランス29隻+6隻、ロシア20隻+9隻、ドイツ18隻+8隻。
- ^ 公式に撤回されたのは1909年。
- ^ この過程でイギリスは財政負担に耐えきれず、1913年以降は整備目標を対独十六割に下げている。
- ^ 特に仏伊が補助艦制限に難色を示していた。
- ^ 既存艦と合すれば戦艦13隻、航空母艦4隻など。
- ^ 計画構想それ自体は1938年に検討されており、当初の建艦競争に至らない想定では、同計画は戦艦2隻と航空母艦2隻を中心とした、より抑制されたものだった。
- ^ 1943年時点で対米5割、44年時点で同3割まで戦力比が低下し、まったく勝ち目はなくなるとされた。
- ^ 特に巡洋戦艦の主砲口径を自ら指示するほどであった。
出典
- ^ Chinese Naval Shipbuilding(Naval Institute Press 2016)より。
- ^ 長尾賢 (2016年1月14日). “中国を追い、周辺国が潜水艦を相次ぎ増強”. 日経ビジネスオンライン. 2017年4月17日閲覧。
- ^ https://news.usni.org/wp-content/uploads/2015/04/FY16-30-Year-Shipbuilding-Plan.pdf
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