廃両改元とは? わかりやすく解説

銀元

(廃両改元 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 08:48 UTC 版)

銀元(ぎんげん)とは、1933年中華民国国民政府によって導入された通貨単位(ただし、通貨としての銀元は1890年が対外決済用に発行した銀貨に由来する)。従来の銀両(テール)に替わって採用された。正式な名称は「」であるが、字画が多いために同音字である「銀元」が代用されて広く定着するようになった。




「銀元」の続きの解説一覧

廃両改元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/05 07:40 UTC 版)

銀元」の記事における「廃両改元」の解説

1928年蒋介石率い中国国民党による北伐終了して一応の統一政府成立したが、その後中原大戦などの内紛続いた。更に1932年には日本軍による第1次上海事変追い討ちをかけたのである当時中国における金融貿易の中心であった上海戦場になってしまった結果銀元暴落して国内銀両とのバランス(洋厘)が悪化してしまった。だが、上海中国人銀行家達はこれを逆手に取って通貨安定のために、秤量貨幣である銀両廃止して銀元統一することを提案したのである。これには銀錠発行していた銭荘や彼らに融資先としてき外国資本銀行強く反対した。だが、上海銀行家らの財政支援受けていた蒋介石政権は自らの政治的求心力強化のためにもこれを推進する方針打ち出した1933年3月国民政府は「廃両改元」を宣言し4月6日をもって秤量貨幣である銀両廃止され計数貨幣である銀元切り替えられることとなった。その準備として上海国民政府中央造幣廠建設され、銀本位鋳造条例によって銀本位制に基づく銀本位幣(1元=0.715両(26.7g)・品位880純銀含有23.49gの俗称孫文像幣」)が発行され銀両との一定相場での交換が行われたのである

※この「廃両改元」の解説は、「銀元」の解説の一部です。
「廃両改元」を含む「銀元」の記事については、「銀元」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「廃両改元」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「廃両改元」の関連用語

廃両改元のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



廃両改元のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの銀元 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの銀元 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS