庚申堂
庚申堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:38 UTC 版)
庚申堂(こうしんどう)は、名古屋市緑区桶狭間上の山にある小堂である(北緯35度2分56.5秒 東経136度58分19秒 / 北緯35.049028度 東経136.97194度 / 35.049028; 136.97194)。 当地にはかつて、村に伝染病がはやるとその退散を願って青面金剛を供養したとする庚申塚があったという。堂が建立されたのは江戸時代中期頃とみられ、本尊の青面金剛像は化政時代(1804年-1829年)のものと推定されている。幕末から明治時代前半にかけては、庚申堂のすぐ西隣の医師相羽弌郎のもとを訪れた患者の平癒祈願が多くみられ、平癒の礼として数多くの絵馬も奉納されたという。堂の南隣にある小さな空き地では、春の初庚申日には餅まき・芝居が行われたほか、秋の庚申祭には碧海郡西境村(現刈谷市西境町付近)の獅子芝居の奉納が恒例となっていたようである。なお、堂は大正時代に絵馬と共に全焼し、1981年(昭和56年)にも子供の火遊びによって半焼するという憂き目にあっている。
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