広島電鉄3500形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 14:11 UTC 版)
広島電鉄3500形電車(ひろしまでんてつ3500かたでんしゃ)とは、1980年に登場した広島電鉄の路面電車である。愛称は「ぐりーんらいなー」。
注釈
- ^ 180%乗車時
- ^ デビュー当時、一般公募によって決まった愛称である。なお、実際はひらがな表記であるが、カタカナ表記されることもある。また3950形は「Green Liner」と英語で表記されている。
- ^ このため両形式の設計には共通点が非常に多い。
- ^ 性能評価試験を行う上では、性能が2車体時の当初計画値に届いているか否かは、3車体での実測値から計算で正確に求められるため、特に問題にはならないとされた。
- ^ このため本形式は営業運転開始後に電装品を中心として故障が多発した。なお、営業運転初日にも宮島駅発車直後に前位パンタグラフを破損し、後位のパンタグラフを使用して運転している。
- ^ 3501A・Bには運転台方向に向かって右側の列の車掌台と運転台の間に設置。運転台向きの1列と、1ボックスを構成する2列の3列分が設置された。また、3501Cには左右の両開き扉に対面する位置に2列1ボックスずつ千鳥式に合計4列分が設置された。
- ^ 後に混雑時の乗降を容易にするため、一部のクロスシートがロングシート化された。
- ^ 通常の一体圧延車輪の内周に異種金属による防音リングが圧入された車輪。2種の金属の特性差により曲線通過時のきしり音を低減する。
- ^ 定格出力120kW/600V/225A/1800rpm。
- ^ このため、外観上も八角柱状のハウジングを用いた、特徴的な形状を呈している。
- ^ 当時の日本の路面電車には採用例は皆無であり、これは電動機保守上、文字通りの福音であった。
- ^ このため、電動機は磁気容量確保が困難となることを忍んで複巻式直流整流子電動機が採用された。
- ^ これは巨大なチョッパ制御器がただでさえ低床で空間容積の小さな床下の大半を占拠し、補機を搭載するスペースが床下に確保できなかった、という路面電車特有の事情に起因する。
- ^ 回生制動中に離線が発生すると回生制動が失効する。
- ^ このZ形パンタグラフはその優秀さから、以後シングルアームパンタグラフが一般化するまで約15年にわたり、日本の路面電車用集電装置の事実上の標準品となった。
出典
- 1 広島電鉄3500形電車とは
- 2 広島電鉄3500形電車の概要
- 3 概要
- 4 主要機器
- 5 運用
固有名詞の分類
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