ピティナ・ピアノ曲事典 |
グリフィス(グリフェス) : 幻想小曲集
【英】Fantasy pieces Op.6
作品情報
標準演奏時間: 17m30s
出版情報作曲年: 1912-14 出版年: 1915 初版出版地/出版社: Schirmer
作品情報
標準演奏時間: 17m30s
| 楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
| 1 | 舟歌 op.6-1 "Barcarolle" | 7m0s | - |
| 2 | 夜想曲 op.6-2 "Notturno" | 6m0s | - |
| 3 | スケルツォ op.6-3 "Scherzo" | 4m30s | - |
出版情報作曲年: 1912-14 出版年: 1915 初版出版地/出版社: Schirmer
シューマン : 幻想小曲集
【英】Phantasiestüke Op.12
作品情報
標準演奏時間: 28m0s
解説
出版情報作曲年: 1837 出版年: 1838 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel
作品情報
標準演奏時間: 28m0s
| 楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
| 1 | 「夕べに」 op.12-1 "Des Abends" | 3m30s | |
| 2 | 「飛翔」 op.12-2 "Aufschwung" | 3m30s | |
| 3 | 「なぜ」 op.12-3 "Warum" | 3m0s | |
| 4 | 「気まぐれ」 op.12-4 "Grillen" | 3m30s | |
| 5 | 「夜に」 op.12-5 "In der Nacht" | 3m30s | |
| 6 | 「寓話」 op.12-6 "Fabel" | 2m30s | |
| 7 | 「夢のもつれ」 op.12-7 "Traumes Wirren" | 2m30s | |
| 8 | 「歌の終わり」 op.12-8 "Ende vom Lied" | 6m0s |
この曲集は8曲からなり1837年に作曲され、それぞれに標題がつけられている。
幻想小曲集 1.「夕べに」 / Phantasiestuke op.12-1 "Des Abends"
冒頭のこの曲はピアノ音楽にとって一番効果的な変二長調で書かれている。旋律も構成もいたってシンプルで淡々と同じ音型が繰り返されるが、そこから時間を忘れてたたずんでしまうような夕べの情景が醸し出される。「Sehr innig zu spielen」とは「非常に心から弾くこと」という指示で、シューマンも多くのドイツ人のようにとても夕暮れ時を愛していたことの表れといえよう。
幻想小曲集 2.「飛翔」 / Phantasiestuke op.12-2 "Aufschwung"
力強い冒頭の主題や、次の長調に転じて現れる軽やかな主題が、 想像力や幻想力の自由で力強い飛翔を感じさせる。単独でも頻繁に演奏されている。
幻想小曲集 3.「なぜ」 / Phantasiestuke op.12-3 "Warum"
第3曲であるこの曲では冒頭から属7の和声ではじまり、切ない疑問を投げかけるようである。しかし呼応する内声は力なくその終わりを待たずに次の問いかけがはじまる。情熱的な心の叫びというよりはため息と共に自分の内面に切々と問い掛けるような1曲である。
幻想小曲集 4.「気まぐれ」 / Phantasiestuke op.12-4 "Grillen"
第4曲のこの曲の指示は「Mit Humor(ユーモアを持って)」だが、ドイツ人のユーモアとは独特である。他人を意識したというよりは、あまりにも真面目すぎることから醸し出されるある種の滑稽さといえるだろうか。三部形式の冒頭部は2つの主題からなり、はじめは大真面目で重々しい和音進行、次の部分では上声の流れる旋律に対して不器用な和音を伴うリズムがチャチャをいれるようである。中間部はどことなくはっきりしない二度音程の行き来で他の曲にも多いが内面に問い掛けるように進み、標題どおり気分がころころ移り変わる様がおもしろい1曲である。
幻想小曲集 5.「夜に」 / Phantasiestuke op.12-5 "In der Nacht"
終始一貫して16分音符がうねるように流れ続けて強い緊張感を生み出し、静かな夜ではなく、嵐の夜、もしくは悪夢にうなされているような印象である。三部形式冒頭部分では減7の和音が多くあらわれ、中間部では長調に転じ一見落ち着いたかに思えるが、伴奏部分にはやはり緊張感を醸し出す短二度音程が非和声音として使われている。曲集中最も長く、おそらく全体の核としての5曲目という配置だと思われる。
幻想小曲集 6.「寓話」 /Phantasiestuke op.12-6 "Fabel"
寓話とは少々分かりにくい邦題だが、要するに現実の話ではない「おとぎ話」のことである。これもまた三部形式である。何ともシンプルな4小節のメロディーはこれまたハ長調で、非常に無垢で純真な印象を与える。対する十六分音符のモチーフでは要所で弱拍にアクセントを与えてあり、無邪気にはずむ子供のように思える。中間部は短調になり和音の連打からメロディーが生まれ出る。左右で上向するパッセージはどこか掴みどころがなく、やはりこれは「寓話」だったんだと思わせられる。
幻想小曲集 7.「夢のもつれ」 / Phantasiestuke op.12-7 "Traumes Wirren"
8曲からなる「幻想小曲集」の第7曲に収められているもので、1837年に書かれている。明るく軽やかで、練習曲風の性格の曲。中間部は和音で奏でられるが、それ以外の部分は16分音符の細かい音型で貫かれている。
技術的には、右手の4と5の指を交互に動かす箇所が非常に多く、弾きにくいことこの上ない。このため「夢のもつれ」というタイトルを「指のもつれ」などと皮肉って呼ばれることすらある。それでも、鮮やかに夢が交錯する魅力的な曲なので、単独で採り上げて演奏される機会のとても多い曲である。
幻想小曲集 8.「歌の終わり」 / Phantasiestuke op.12-8 "Ende vom Lied"
技巧的な要素が強く感じられる前曲とは対照的に、この曲は終始旋律的であり、また、和音によるシンフォニックな音響に支えられている。半音進行が印象的な中間部を経て再現してのち、曲は終ったかに感じるが、その後にやや長いコーダが続く。弱音で回想的にテーマが奏でられ眠りにつくように、静かに曲を閉じる。
幻想小曲集 1.「夕べに」 / Phantasiestuke op.12-1 "Des Abends"
冒頭のこの曲はピアノ音楽にとって一番効果的な変二長調で書かれている。旋律も構成もいたってシンプルで淡々と同じ音型が繰り返されるが、そこから時間を忘れてたたずんでしまうような夕べの情景が醸し出される。「Sehr innig zu spielen」とは「非常に心から弾くこと」という指示で、シューマンも多くのドイツ人のようにとても夕暮れ時を愛していたことの表れといえよう。
幻想小曲集 2.「飛翔」 / Phantasiestuke op.12-2 "Aufschwung"
力強い冒頭の主題や、次の長調に転じて現れる軽やかな主題が、 想像力や幻想力の自由で力強い飛翔を感じさせる。単独でも頻繁に演奏されている。
幻想小曲集 3.「なぜ」 / Phantasiestuke op.12-3 "Warum"
第3曲であるこの曲では冒頭から属7の和声ではじまり、切ない疑問を投げかけるようである。しかし呼応する内声は力なくその終わりを待たずに次の問いかけがはじまる。情熱的な心の叫びというよりはため息と共に自分の内面に切々と問い掛けるような1曲である。
幻想小曲集 4.「気まぐれ」 / Phantasiestuke op.12-4 "Grillen"
第4曲のこの曲の指示は「Mit Humor(ユーモアを持って)」だが、ドイツ人のユーモアとは独特である。他人を意識したというよりは、あまりにも真面目すぎることから醸し出されるある種の滑稽さといえるだろうか。三部形式の冒頭部は2つの主題からなり、はじめは大真面目で重々しい和音進行、次の部分では上声の流れる旋律に対して不器用な和音を伴うリズムがチャチャをいれるようである。中間部はどことなくはっきりしない二度音程の行き来で他の曲にも多いが内面に問い掛けるように進み、標題どおり気分がころころ移り変わる様がおもしろい1曲である。
幻想小曲集 5.「夜に」 / Phantasiestuke op.12-5 "In der Nacht"
終始一貫して16分音符がうねるように流れ続けて強い緊張感を生み出し、静かな夜ではなく、嵐の夜、もしくは悪夢にうなされているような印象である。三部形式冒頭部分では減7の和音が多くあらわれ、中間部では長調に転じ一見落ち着いたかに思えるが、伴奏部分にはやはり緊張感を醸し出す短二度音程が非和声音として使われている。曲集中最も長く、おそらく全体の核としての5曲目という配置だと思われる。
幻想小曲集 6.「寓話」 /Phantasiestuke op.12-6 "Fabel"
寓話とは少々分かりにくい邦題だが、要するに現実の話ではない「おとぎ話」のことである。これもまた三部形式である。何ともシンプルな4小節のメロディーはこれまたハ長調で、非常に無垢で純真な印象を与える。対する十六分音符のモチーフでは要所で弱拍にアクセントを与えてあり、無邪気にはずむ子供のように思える。中間部は短調になり和音の連打からメロディーが生まれ出る。左右で上向するパッセージはどこか掴みどころがなく、やはりこれは「寓話」だったんだと思わせられる。
幻想小曲集 7.「夢のもつれ」 / Phantasiestuke op.12-7 "Traumes Wirren"
8曲からなる「幻想小曲集」の第7曲に収められているもので、1837年に書かれている。明るく軽やかで、練習曲風の性格の曲。中間部は和音で奏でられるが、それ以外の部分は16分音符の細かい音型で貫かれている。
技術的には、右手の4と5の指を交互に動かす箇所が非常に多く、弾きにくいことこの上ない。このため「夢のもつれ」というタイトルを「指のもつれ」などと皮肉って呼ばれることすらある。それでも、鮮やかに夢が交錯する魅力的な曲なので、単独で採り上げて演奏される機会のとても多い曲である。
幻想小曲集 8.「歌の終わり」 / Phantasiestuke op.12-8 "Ende vom Lied"
技巧的な要素が強く感じられる前曲とは対照的に、この曲は終始旋律的であり、また、和音によるシンフォニックな音響に支えられている。半音進行が印象的な中間部を経て再現してのち、曲は終ったかに感じるが、その後にやや長いコーダが続く。弱音で回想的にテーマが奏でられ眠りにつくように、静かに曲を閉じる。
出版情報作曲年: 1837 出版年: 1838 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel
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幻想小曲集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/19 06:18 UTC 版)
幻想(的)小曲集(げんそう(てき)しょうきょくしゅう)、幻想(的)小品集(げんそう(てき)しょうひんしゅう)
[続きの解説]
「幻想小曲集」の続きの解説一覧
- 1 幻想小曲集とは
- 2 幻想小曲集の概要
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