市河氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/16 02:35 UTC 版)
市河氏(いちかわし)とは、甲斐国市河荘が発祥とされ、主に信濃国と越後国の国境に近い奥信濃に勢力を張った武家の一族。代々伝えられた古文書や書簡が、『市河家文書』として残されている。
- ^ 「六条八幡宮造営注文」(国立歴史民俗博物館所蔵文書)。なお、同文書には甲斐源氏の武士の名も多く記載されている。
- ^ この際に使者として派遣されているのが同年武田晴信書状「市河文書」に見られる「山本菅助」で、『甲陽軍鑑』に登場する山本勘助に比定される可能性があることからも注目されている。また、2009年には群馬県安中市の真下家文書において「山本菅助」関係文書が発見されている。「山本菅助」と市河氏の関わりについては平山優『山本勘助』(講談社現代新書、2006年)、西川広平「山本勘助と足軽」上野晴朗・萩原三雄編『山本勘助のすべて』(新人物往来社、2006年)など。
- ^ 2009年には山梨県立博物館が収蔵。
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