市女笠とは? わかりやすく解説

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いちめ‐がさ【市女×笠】

読み方:いちめがさ

かぶり笠の一。(すげ)などで編み中央高く巾子形(こじがた)という突起作った笠。市女使用したのでこの名を生じたが、平安中期ごろには上流女性外出用となり、男子雨天のときなどに用いた


市女笠

読み方:イチメガサ(ichimegasa)

頂部に高い巾子造作した一種の笠。


市女笠

読み方:イチメガサ(ichimegasa)

道を行く婦人かぶったもので、上に高い巾子をつけた円形の笠

季節

分類 人事


(市女笠 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 22:08 UTC 版)

かさは、被り物の一種。直射日光などが当たらないようにに被る道具[1][2][3][4][5]、外出の際に顔を隠すのに用いることもある[2][4]東アジアおよび東南アジアで古くから広く用いられている[4][5]かさ差傘/差し傘さしがさ手傘てがさと区別する意をもって被り笠かぶりがさともいう[1][2]


注釈

  1. ^ 上からかぶせる覆いやを数える。笠または笠状のものを数える[6][10]
  2. ^ 文化財に限る。
  3. ^ 電灯の笠」「ランプの笠」など[1]
  4. ^ 「一蓋笠」「二蓋笠」など。「一階笠」「二階笠」の「階」は当て字
  5. ^ と笠。また、それらを着用した姿。
  6. ^ または骨板金ほねいたがね骨板ほねいた骨金ほねかね
  7. ^ 足軽の持物でも手軽に作れる。
  8. ^ この場合は味噌汁および汁かけ飯・または味噌汁と一緒に穀類を煮込んだ雑炊
  9. ^ 寛元2年〈1244年〉頃に成立。
  10. ^ a b c d e f g h 三夏の季語。
  11. ^ 綾の組織にならって編む。
  12. ^ a b もとどりを入れて固定できるようになっている突出部。
  13. ^ 田楽を踊る法師
  14. ^ 保安元年〈1120年〉頃成立か。
  15. ^ 第二次世界大戦前。
  16. ^ 藺草いぐさ
  17. ^ 延長5年〈927年〉成立。
  18. ^ 解釈例:照り渡る難波の菅で作った笠を着けもせずに置いて古びさせてしまった。後で誰かが被る笠というのでもないのに。
  19. ^ 福岡町
  20. ^ 建保4年〈1216年〉頃か。
  21. ^ 建長6年〈1254年〉成立。
  22. ^ 永正元年〈1504年〉刊。
  23. ^ 近江国甲賀郡水口
  24. ^ 1655-1684年。
  25. ^ 寛永15年〈1638年〉刊。
  26. ^ 元禄7年〈1694年〉刊。
  27. ^ 1736-1741年。
  28. ^ 全て男性。
  29. ^ 小正月行事。
  30. ^ つまり、塗笠にしている。
  31. ^ 大名行列など。
  32. ^ 和紙を細長く裂いて小縒/紙縒こよりにしたもの。
  33. ^ 四国八十八箇所霊場巡り。
  34. ^ 擂鉢を伏せたような形の笠。
  35. ^ 享保17年〈1732年〉頃刊行。
  36. ^ 貞享元年〈1684年〉刊。
  37. ^ 寛永15年〈1638年〉刊
  38. ^ 天和3年〈1683年〉頃刊行
  39. ^ 柳生笠に代表される。
  40. ^ 太い環の図形

出典

  1. ^ a b c d e f ”. 小学館『デジタル大辞泉. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h ”. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  3. ^ ”. 平凡社マイペディア. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  4. ^ a b c ”. 平凡社『世界大百科事典』第2版. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e f ”. 小学館『日本大百科全書:ニッポニカ』. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  6. ^ a b ”. 小学館『精選版 日本国語大辞典』. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  7. ^ a b c d ものの数え方・助数詞 =か=”. みんなの知識 ちょっと便利帳(ウェブサイト). みんなの知識委員会. 2019年4月25日閲覧。
  8. ^ a b 個々の助数詞の用法 - 言葉の世界1-6”. デュアル大辞林 第3版 特別ページ(公式ウェブサイト). 三省堂. 2019年4月25日閲覧。
  9. ^ a b c カ行からはじまるものの数え方”. Key:雑学事典(ウェブサイト) (2007年5月11日更新). 2019年4月25日閲覧。
  10. ^ a b 『日本目録規則 2018年版』付録B.2” (PDF). 公式ウェブサイト. 日本図書館協会. 2019年4月25日閲覧。
  11. ^ ”. 三省堂大辞林』第3版. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  12. ^ 加藤玄悦『我衣』[要ページ番号]
  13. ^ 笹間良彦『図説 日本合戦武具事典』柏書房、2004年。[要ページ番号]
  14. ^ 笹間良彦『図録 日本の甲冑武具事典』柏書房、1981年。[要ページ番号]
  15. ^ 笹間良彦『図解 日本甲冑事典』雄山閣出版、1988年。[要ページ番号]
  16. ^ 日本随筆大成編輯部編、柳亭種彦『柳亭筆記』吉川弘文館(日本随筆大成 巻2)、1927年、717-724頁。
  17. ^ a b 編笠”. 小学館『日本大百科全書:ニッポニカ』. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  18. ^ a b 編笠”. 小学館『精選版 日本国語大辞典』. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  19. ^ a b c d e f g h 編笠”. きごさい歳時記(公式ウェブサイト). NPO法人「きごさい」(季語と歳時記の会). 2019年4月25日閲覧。
  20. ^ a b c d e f g 綾藺笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  21. ^ a b c 網代笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  22. ^ a b c d 藺笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  23. ^ a b c d e 菅笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  24. ^ a b c d 檜笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  25. ^ a b 竹笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  26. ^ a b c 筍笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  27. ^ a b c d e f g h 葛笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  28. ^ 水口細工”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  29. ^ a b 葛帽子”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  30. ^ a b 藤笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  31. ^ 被り笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  32. ^ 雨笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  33. ^ 花笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  34. ^ a b c d 市女笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  35. ^ a b c 市女笠”. 平凡社『世界大百科事典』第2版. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  36. ^ 窄笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  37. ^ 壷笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  38. ^ 局笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  39. ^ a b c d 唐人笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  40. ^ a b c 陣笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  41. ^ 端反笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  42. ^ 『広辞苑 第六版』 岩波書店にも記載されている。
  43. ^ NHK Eテレ系列の番組『先人たちの底力 知恵泉』「バラバラな組織をまとめるには?「上杉謙信」」の番組内説明を一部引用。
  44. ^ a b c 騎射笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  45. ^ a b c d 一文字笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  46. ^ a b c d e f g 韮山笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  47. ^ a b c d 虚無僧笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  48. ^ 薦僧”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  49. ^ a b c 深編笠”. 小学館『精選版 日本国語大辞典』. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  50. ^ a b c d 天蓋”. 小学館『精選版 日本国語大辞典』、ほか. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  51. ^ a b c d e 熊谷笠”. コトバンク. 2019年4月25日閲覧。
  52. ^ a b 桔梗笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  53. ^ a b c 加賀笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  54. ^ a b c d ざんざら笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  55. ^ a b c d e f 三度笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  56. ^ a b 饅頭笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  57. ^ 台笠”. コトバンク. 2019年4月29日閲覧。
  58. ^ 笠 - 家紋図鑑”. きものと悉皆みなぎ(公式ウェブサイト). みなぎ. 2019年4月29日閲覧。


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