工業所有権とは? わかりやすく解説

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こうぎょう‐しょゆうけん〔コウゲフシヨイウケン〕【工業所有権】

読み方:こうぎょうしょゆうけん

産業財産権


工業所有権(こうぎょうしょゆうけん)


”工業所有権”とは、特許権実用新案権意匠権商標権総称である。Industrial Propertyが”工業所有権”と翻訳されたものである商標権含んでいることから、狭義工業だけでなく産業関係した無体財産権というニュアンスであろう最近は、工業所有権に代えて産業財産権呼ばれることも多い。工業所有権に、著作権など加えたものの総称を、知的財産権(Intellectual Property)と呼ぶ。

執筆弁理士 古谷栄男)

工業所有権

= 産業財産権

読み方さんぎょうざいさんけん
【英】 industrial property

特許権実用新案権意匠権商標権総称不正競争に関する権利および植物新品に関する権利をこれに含め場合もある。従前は「工業所有権」とも称されていた(現在も条約公定訳では「工業所有権」が用いられている)。

(注:この情報2007年11月現在のものです)

工業所有権


工業所有権

読み方こうぎょうしょゆうけん
別名:産業財産権
【英】industrial property

工業所有権とは、人間知的活動によって得られる知的財産保護する権利一種で、特許権実用新案権意匠権商標権などを総称したものである

工業所有権は、知的活動から創造され成果財産権として保護し、その成果から利益得られるようにすることで、産業発展させることを目的として設けられ制度である。工業だけではなく農業、鉱業商業などの産業における知的財産権対象としている。

工業所有権はそれぞれ特許法」「実用新案法」「意匠法」「商標法」などによって守られている。「特許法」とは、 技術・製品などの発明者に対して一定期間特許権」を付与し、その発明を「特許権」として保護利用するのである。他3つに関しても同様、無体財産権保護利用するための法律となっている。(各法律で、「無体財産」の定義が異なる)。

その他、「不正競争防止に関する権利」や、「原産地表示に関する権利」、「集積回路配置に関する権利」、「農産種苗法定め権利」が工業所有権に含まれることもある。工業所有権に「著作権」や「肖像権」などを加えたものを総称して知的財産権」と呼ぶ。


産業財産権

(工業所有権 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 23:25 UTC 版)

産業財産権(さんぎょうざいさんけん、英;Industrial Property Right)とは、特許権実用新案権意匠権商標権などの総称である。工業所有権(こうぎょうしょゆうけん)ともいう。知的財産権(あるいは無体財産権)の領域のひとつであり、主として企業活動に関するものを含む。


  1. ^ パリ条約”. 特許庁ウェブサイト. 2021年10月4日閲覧。
  2. ^ 産業財産権について
  3. ^ 知的財産戦略会議-知的財産戦略大綱


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