川崎車両
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川崎車両株式会社(かわさきしゃりょう、英: Kawasaki Railcar Manufacturing Co., Ltd.)は、日本の鉄道車両メーカー。川崎重工業株式会社の子会社。
注釈
- ^ JR東日本の209系車両向けに開発された。
- ^ もっともこの野心的な設計は1930年当時、鉄道省で当該設計の監督・許認可を担当していた技官の無知と無理解により、第二次世界大戦前には発展の道が閉ざされた。戦後の1940年代後半以降、この設計手法は張殻構造の一般化まで日本の鉄道車両に広く普及したが、その一番手となったのは皮肉なことに鉄道省の後身の一つである日本国有鉄道向けに設計された80系電車(湘南電車)であった。
- ^ 250形の事例を含め、川崎車輛→川崎重工業と近隣を走る山陽電気鉄道の関係は深く、同社車両をテストベッドとして実用化に漕ぎ着けた新技術・新設計・新工作法は膨大な数に上る。「山陽電気鉄道#沿革」も参照
- ^ 公表値[7]。
- ^ 公表値[7]
- ^ 加古川試験線は現在撤去されているが、加古川工場の航空写真では、工場西側にループ線の跡が確認できる。
- ^ 略称・IKC。その後、いすゞバス製造を経て(1997年にいすゞ完全子会社化)、2004年以降は日野自動車との合弁によるジェイ・バスとなる。
- ^ このため、納入先各社で独自の形式を付与した。
- ^ ただし、「川崎xxx」型番は1979年より製造が開始されたインドネシア向けの川崎762まで、10年以上に渡ってKW型番と併用されている。1977年(昭和52年)までは後述の汽車製造会社系でKS型番を付与された台車の製作が継続されており、更に同じ1977年には製造打ち切り後8年を経た古い台車の保守用スペア台車枠の製作という特別な事情ではあったが、京浜急行電鉄向けにOK-18Mが4両分追加製作されているため、最大で4つの型番体系が同時併用されたことになる。
- ^ このため、合併の時期を挟んで製作された車両、例えば京阪3000系電車 (初代)が装着したKS-132は、サフィックスこそ異なるものの同一型番で汽車製造製と川崎重工業製が混在している。
- ^ 初代1000形の台車だった「TH-1000」は川重では「KW11」という。「京急1000形電車 (初代)#台車」も参照
- ^ なお、モーターサイクル関連事業がカワサキモータースとして2021年10月に分社の際、同社のロゴは「リバーマーク」+“Kawasaki”のブランドマークとなった。
- ^ 登録商標 第1715499号[23]
- ^ 併記されている電機メーカーも釣り合いを取るためか英文ロゴ標記である。
- ^ 800系は台車のみ製造。車体は日立製。
- ^ 一部線区(いわゆる「黄色線区」)向けに使用されている「観光兼用車両」は北海道高速鉄道開発が所有し、JR北海道へ無償貸与中。
- ^ 当初は構体・台車のみ製造で艤装以降は新潟トランシスまたは自社苗穂工場で行っていた。2017年以降は川崎重工業で艤装まで完成させた車両もある。
- ^ 「ラベンダー編成」は北海道高速鉄道開発が所有し、JR北海道へ無償貸与中。
- ^ 2008年(平成20年)、JR東海は日本車輌製造がJR東海の連結子会社となったため、在来線車両は全て日本車輌製造、新幹線車両(2010年(平成22年)度以降)は日本車輌製造と日立製作所、リニアモーターカー(L0系)は日本車輌製造と三菱重工業で製造している。なお、2011年(平成23年)から2012年(平成24年)にかけての213系5000番台の飯田線への転用改造は全て近畿車輛で行われた。
- ^ 2012年(平成24年)に近畿車輛の発行済み株式の5%を近畿日本鉄道(近鉄)より約11億円で取得し、近鉄に次ぐ第2位株主となると同時に、車両製造の業務提携契約を締結している。なお、車両の製造は近畿車輌と折半で行われている。
- ^ 北越急行から譲渡された8000番台は構体・台車のみ製造し、艤装以降は新潟トランシスが担当した。
- ^ 一部車両は鷹取工場と後藤車両所に製造を委託。
- ^ ただし一部車両は構体のみの製造で、艤装以降は後藤工業がJR西日本後藤車両所名義で実施。
- ^ なお、旧7・8号車は近畿車輛、旧9・10・13〜16号車は日立製作所、旧11・12号車は日本車輌製造にて分担して製造されている
- ^ a b JR四国5000系電車の5100形は東急車輛製造で製造した。
- ^ 川崎重工業の電機部門を1958年に分離・独立した川崎電機製造を、1968年に吸収合併した。
- ^ 1972年までは汽車製造と共同で製作しており、汽車製造を合併した名残。
- ^ 川崎重工業兵庫工場と、三菱電機伊丹製作所(鉄道車両の走行機器を生産)は比較的距離が近い。
- ^ 50000形VSE以降のロマンスカーは全て日本車輌製造で製造。4000形(2代目)は東急車輛製造→総合車両製作所横浜事業所、JR東日本新津車両製作所(現・総合車両製作所新津事業所)で製造。
- ^ 日立製作所笠戸事業所との共同受注。
- ^ 一部、近畿車輛によるOEM生産がある。
- ^ 艤装は新潟トランシスが担当した。
- ^ モ161形は昭和3年製グループのみ。
- ^ 種車は武庫川車両工業で製造。
- ^ 全編成受注しているが、一部編成は近畿車輛がOEM。
- ^ 30000系は第9編成まで。
- ^ 駆動用ギアケースは三菱重工業、インバーター・モーター及びウィンドラスは東洋電機製造が製造している。
- ^ 函館新幹線総合車両所への運搬には函館港に荷揚げされた。
- ^ JR西日本の新幹線の車両基地である博多総合車両所は福岡県、白山総合車両所は石川県にあるため。
出典
- ^ a b c d e 川崎車両株式会社 第3期決算公告
- ^ 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」166-167P。
- ^ 『蒸気機関車から超高速車両まで』 pp.6-7
- ^ 関田克孝「川崎造船タイプの電車を回想する」『鉄道ファン』2012年11月号、交友社。111頁。
- ^ 『当社車両事業の会社分割(簡易分割)による当社子会社への承継に係る吸収分割契約の締結に関するお知らせ』(プレスリリース)川崎重工業、2021年3月31日 。2021年10月28日閲覧。
- ^ 『車両事業の会社分割の完了ならびに人事体制について』(プレスリリース)川崎重工業・川崎車両、2021年10月1日 。2021年10月9日閲覧。
- ^ a b "川崎重工業株式会社 Company Profile" (pdf) (Press release). 川崎重工業. 2022年6月. 2023年6月26日閲覧。
- ^ “Vol.01”. 2018年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月26日閲覧。
- ^ 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』2011年12月号「多彩な車両を生み出す万能メーカーに密着取材 川崎重工業兵庫工場」pp.30 - 31。
- ^ カワサキモータース(株)加古川工場(インターネットアーカイブ)
- ^ a b 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」75P・172P。
- ^ a b c 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」103-104P。
- ^ a b 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」282-283P。
- ^ a b 川崎重工業「川崎重工業株式会社百年史/資料・年表」巻末年表。
- ^ 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」108P。
- ^ 鈴木文彦『新版・バスの年代記』グランプリ出版、2009年、211頁。ISBN 978-4-87687-308-1。
- ^ “ホーム 会社情報 工場案内”. ジェイ・バス. 2021年6月1日閲覧。
- ^ 世界最速(当時)、営業運転速度300km/h対応台車の登場 日本鉄道車輌工業会、1996年。2019年4月3日閲覧。
- ^ 川崎重工、鉄道車両台車「efWING」開発 - 世界初! 台車フレームにCFRP採用 マイナビニュース、2013年6月25日
- ^ 「鉄道車両用台車 [efWING]」日本デザイン振興会、2014年4月11日。2019年4月3日閲覧。
- ^ 川崎重工のCFRP台車、熊本電鉄で世界初採用 レスポンス、2014年3月14日。2019年4月3日閲覧。
- ^ a b “1 社名・社章・グループブランドマークの由来”. 川崎重工業株式会社百二十五年史. p. 316. 2023年6月26日閲覧。
- ^ https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1981-028833/A23B62542DA1C65921DB09A92C3A306ED06F98117F25E82F87D6502B5C13BCB1/40/ja
- ^ ジェー・アール・アール『JR電車編成表 2014冬』交通新聞社、2013年、390 - 391頁
- ^ 2017年春、東武本線に新型特急車両「500系」を導入します! 東武鉄道、2015年4月22日。
- ^ 山口益生『阪急電車』JTBパブリッシング、2012年、50頁。
- ^ 山口益生『阪急電車』JTBパブリッシング、2012年、52頁。
- ^ 山口益生『阪急電車』JTBパブリッシング、2012年、73頁。
- ^ 岡田久雄『阪神電車』JTBパブリッシング、2013年、153頁。
- ^ 岡田久雄『阪神電車』JTBパブリッシング、2013年、155頁。
- ^ 飯島巌『復刻版 私鉄の車両19 神戸電気鉄道』 ネコ・パブリッシング、2002年。106頁。
- ^ 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」318-320P。
- ^ a b 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」358P。
- ^ a b 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」35-36P。
- ^ a b 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」346P。
- ^ 川崎重工業「車両とともに明日を拓く 兵庫工場90年史(正史)」358P。
- ^ 台湾新幹線増備車が船積みされる|鉄道ニュース|2013年1月19日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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