川上線とは? わかりやすく解説

川上線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 01:48 UTC 版)

川上線
基本情報
現況 廃止
日本(1921 - 1946年)
所在地 樺太豊栄郡
種類 普通鉄道
起点 小沼駅
終点 川上炭山駅
駅数 7駅
開業 1914年4月10日
廃止 1946年2月1日 (鉄道省として)
所有者 樺太庁 → 鉄道省
運営者 樺太庁 → 鉄道省
路線諸元
路線距離 21.9km
営業キロ 21.9km
軌間 1067mm
線路数 全線単線
電化区間 なし
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1947年時点の地図

川上線(かわかみせん)とは、樺太豊栄郡豊北村小沼駅から同郡川上村川上炭山駅までを結んでいた鉄道省鉄道路線である。

路線データ

  • 路線距離:21.9 km
  • 軌間:1,067 mm
  • 電化区間:なし(全線非電化

歴史

  • 1914年(大正3年)4月10日 - 樺太庁鉄道川上線小沼駅 - 奥川上駅間開通。川上駅・奥川上駅新設。
  • 同日 - 三井鉱山株式会社石炭専用鉄道が、奥川上駅 - 川上炭山間を軌間 610 mm で開業。
  • 1922年(大正11年)10月1日 - 樺太庁鉄道が奥川上駅 - 川上炭山駅間を無償借上げ(同日までに、三井鉱山が同区間を軌間1,067mmに改築)。新規開業区間に中山駅・川上炭山駅新設。既設区間に川上温泉駅新設。
  • 1925年(大正14年)2月4日 - 奥川上駅 - 川上炭山駅間が、樺太庁鉄道に寄付される。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 川上駅を本川上駅に、川上温泉駅を丸山駅に改称。
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 樺太の内地編入にともない、樺太庁から鉄道省に移管[1]
  • 1945年(昭和20年)
    • 7月15日 - 豊真線(新線)との分岐点に、西小沼信号場新設(小沼駅 - 西小沼信号場間は、豊真線と線路を共用)。
    • 8月 - ソ連軍南樺太侵攻・占領により、ソ連軍により接収。
  • 1946年(昭和21年)
    • 2月1日 - 日本の国有鉄道の鉄道路線としては、書類上廃止(3月22日に日付を遡及する形で実施)[2]
    • 4月1日 - ソ連国鉄に編入。

その後統治するロシアは、この路線を補修しながらそのまま利用していたが、 1997年に旅客輸送、2004年に貨物輸送を廃止した。

駅一覧

駅名 営業キロ 接続路線 所在地
小沼駅 0.0 鉄道省:樺太東線豊真線 樺太 豊栄郡 豊北村
西小沼信号場 2.6 豊真線との施設上の分岐点
本川上駅 5.6  
丸山駅 10.9  
奥川上駅 13.1  
中山駅 17.2   川上村
川上炭山駅 21.9  

脚注

  1. ^ 鉄道省告示第63号『官報 1943年4月1日』出版者:大蔵省印刷局(編)昭和18年(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 運輸省告示第88号『官報 1946年3月22日』出版者:大蔵省印刷局(編)昭和21年(国立国会図書館デジタルコレクション)

川上線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 16:43 UTC 版)

いきいきバス (いちき串木野市)」の記事における「川上線」の解説

川上方面郊外市来市街地乗降場所16ヶ所)及び串木野市街地の乗降場所(3ヶ所)間を予約に応じて運行する運行回数1日3往復

※この「川上線」の解説は、「いきいきバス (いちき串木野市)」の解説の一部です。
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