岩城氏とは? わかりやすく解説

岩城氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 07:21 UTC 版)

岩城氏(いわきし)は、武家華族だった日本氏族平安時代末に陸奥国岩城郡の豪族として発祥し、鎌倉時代以降岩城郡内で一族分立したが、15世紀にその中の白土氏が一族を統合して戦国大名化し、豊臣政権下では岩城12万石を安堵された[2]関ヶ原の戦い後に徳川氏より除封されたが、大阪の陣後には出羽亀田藩2万石の外様小大名に封じられ[2]維新後には華族の子爵家に列せられた[3]


注釈

  1. ^ 旧亀田藩は現米1万2200石(表高1万8000石)で現米5万石未満の旧小藩に該当[14]

出典

  1. ^ 『岩城家譜』
  2. ^ a b c 世界大百科事典 第2版日本大百科全書(ニッポニカ)『岩城氏』 - コトバンク
  3. ^ a b 小田部雄次 2006, p. 329.
  4. ^ 樋口知志『前九年・後三年合戦と兵の時代』(吉川弘文館、2016年)
  5. ^ a b c d 樋口 2016.
  6. ^ 高橋崇蝦夷の末裔 : 前九年・後三年の役の実像』中央公論社〈中公新書〉、1991年。ISBN 4121010418国立国会図書館書誌ID:000002141869https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002141869 
  7. ^ 樋口知志「藤原清衡論(上)」『Artes liberales』第82巻、岩手大学人文社会科学部、2008年7月、93-115頁、CRID 1390290699641601024doi:10.15113/00013205ISSN 0385-4183 
  8. ^ 網野善彦「桐村家所蔵『大中臣氏略系図』について」(『茨城県史研究』48号、1982年)
  9. ^ 新田完三 1984, p. 242.
  10. ^ a b 藩名・旧国名がわかる事典『亀田藩』 - コトバンク
  11. ^ 新田完三 1984, p. 244.
  12. ^ 浅見雅男 1994, p. 24.
  13. ^ 小田部雄次 2006, p. 13-14.
  14. ^ 浅見雅男 1994, p. 151.
  15. ^ 華族大鑑刊行会 1990, p. 261.
  16. ^ 華族大鑑刊行会 1990, p. 260.
  17. ^ 仙台藩一門/宮床伊達家・伊達村興の子。
  18. ^ 仙台藩一門/亘理伊達家・伊達宗賀の子。
  19. ^ 仙台藩一門/亘理伊達家・伊達宗恒の子。
  20. ^ 美濃郡上藩主・青山幸宜の四男。


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岩城氏

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竹林の戦い」の記事における「岩城氏」の解説

領内支配固めた岩城親隆岩城常隆父子文明17年1485年)、佐竹氏佐竹一門山入氏らが争っている佐竹の乱介入常陸国車城攻略し、常隆は佐竹侵略拠点として、車城に弟の車隆景を入れ車氏を名乗らせた。延徳4年1492年)に、義病死すると、岩城常隆仲介役になり、和議成立するが、氏義が太田城明け渡し条件を呑まずに再び佐竹義舜に背く。その後佐竹氏支援し佐竹の乱鎮圧貢献している。 永正3年1506年)、古河公方足利政氏と息子の足利高基家督巡って対立する永正の乱勃発すると、足利政氏奥州諸氏加担求める。岩城常隆当初、いずれにも加担せず、両者和解進めたことが、後に足利政氏派となる。 また、永正7年1510年)に岩城常隆 (下総守)は、佐竹義舜江戸通雅江戸通泰父子との新し盟約仲介している。同年佐竹氏白河結城氏奪われた依上保の地を白河結城氏内紛乗じて奪回した際に常隆は佐竹義舜支援行っている。岩城常隆は、娘を佐竹義舜に嫁がせたため、佐竹氏とは同盟関係築いていた。

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