岐１０８号【ｷﾞ108ｺﾞｳ】（食用作物）
 | 登録番号 | 第5963号 |
| 登録年月日 | 1997年 12月 18日 | |
| 農林水産植物の種類 | 稲 | |
| 登録品種の名称及びその読み | 岐１０８号 よみ：ｷﾞ108ｺﾞｳ | |
| 品種登録の有効期限 | 15 年 | |
| 育成者権の消滅日 | 2003年 12月 19日 | |
| 品種登録者の名称 | 岐阜県 | |
| 品種登録者の住所 | 岐阜県岐阜市薮田南２丁目１番１号 | |
| 登録品種の育成をした者の氏名 | 川瀬康夫 吉田一昭 沢野定憲 須田長良 杉本和宏 川本弘幸 | |
| 登録品種の植物体の特性の概要 | ||
| この品種は，「ハツシモ」に「月の光」を交配して育成された固定品種であり，育成地（岐阜県岐阜市）における成熟期は晩生の早，稈長がやや長，玄米がやや大きく，しま葉枯病抵抗性を有する水稲，粳種である。 草型は中間型，稈長はやや長，稈の細太は太，剛柔は中，止葉の直立の程度は中，葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長，穂数は中，粒着密度はやや疎である。穎色は黄白，ふ先色は黄白－黄，芒の有無と多少は少である。玄米の形はやや細長，大小及び精玄米千粒重はやや大，光沢は良，見かけの品質は上の下，食味は上の中である。出穂期及び成熟期は晩生の早，穂発芽性は易，耐倒伏性は中，収量は中である。穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性は強，しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型（Ｓt２i）である。 「ハツシモ」と比較して，出穂期及び成熟期が早いこと，耐倒伏性が強いこと，しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型（Ｓt２i）であること等で区別性が認められる。 | ||
| 登録品種の育成の経過の概要 | ||
| この品種は，昭和58年に岐阜県農業総合研究センター（岐阜市）において，「ハツシモ」に「月の光」を交配し，60年に雑種第２代で個体選抜，以後，系統育種法により選抜，育成された固定品種である。平成元年から生産力検定試験，３年から「岐系108号」の系統名を付して奨励品種決定調査を行い，６年にその特性を確認して育成を完了した。６年は雑種第11代である。 | ||
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