山田忠雄とは? わかりやすく解説

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やまだ‐ただお〔‐ただを〕【山田忠雄】

読み方:やまだただお

19161996国語学者東京生まれ。孝雄の子国語辞典歴史研究昭和47年1972刊行の「新明解国語辞典編集主幹務めた。著「近代国語辞書歩み—その摸倣創意と」など。


山田忠雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 01:26 UTC 版)

山田 忠雄(やまだ ただお、1916年8月10日 - 1996年2月6日)は、日本国語学者辞書編纂者。日本大学名誉教授


注釈

  1. ^ 実際は見坊の方が2年ほど早く生まれているが、高校の時に結核を患って療養のため休学し、同期入学となったという[1]
  2. ^ 山田の主な仕事は、見坊が起筆した原稿を校閲することで、それ以外の作業には携わらなかった[2][3]
  3. ^ 理由は「大学教員をやっていたら、時間が奪われて自分の研究ができない」というものだった[4]
  4. ^ たとえば『暮しの手帖』(1971年2月号)に「国語の辞書をテストする」という特集記事がある。当時の出版各社の主要国語辞典を比較検討し、どの出版社の辞書も文章を変換した程度の語釈であることを述べる[10]。この記事について山田は、「『言海』の亡霊から脱する事の出来ないのが国語辞書の語釈の通弊である事を意味する」[11]とし、「後に続く編纂者・出版者共の創意の無さは、この国の文化の一側面を如実に露呈する」[12]としている。
  5. ^ 2人と2つの辞書の性格については、辞書を「かがみ」と考える見坊と、「文明批評」と考える山田には、大きな隔たりがあった[15]
  6. ^ 名義は「日本大学文学部国語研究室単刊」

出典

  1. ^ 佐々木健一 2014, p. 76.
  2. ^ 山田忠雄 1993, p. 140.
  3. ^ 佐々木健一 2014, pp. 80–83.
  4. ^ 佐々木健一 2014, p. 263.
  5. ^ 山田潔 2020, p. 86.
  6. ^ 佐々木健一 2014, pp. 38–41.
  7. ^ 山田潔 2020, pp. 87–88.
  8. ^ 佐々木健一 2014, pp. 178–180.
  9. ^ 山田潔 2020, p. 88.
  10. ^ 佐々木健一 2014, pp. 170–172.
  11. ^ 山田忠雄 1981a, p. 86.
  12. ^ 山田忠雄 1981b, p. 1777.
  13. ^ 山田忠雄 1993, p. 199.
  14. ^ a b 山田潔 2020, p. 89.
  15. ^ 佐々木健一 2014, pp. 245–255.


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