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山梨交通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/27 14:04 UTC 版)
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | 山交 |
| 本社所在地 | 〒400-0035 山梨県甲府市飯田三丁目2番34号 |
| 設立 | 1945年5月1日 |
| 業種 | 陸運業 |
| 事業内容 | 乗合バス事業、貸切バス事業、飲食業、自動車教習事業、不動産業 他 |
| 代表者 |
小澤 建雄(代表取締役会長) 高野 三雄(代表取締役社長) |
| 資本金 | 9,600万円 |
| 主要株主 | 国際興業 |
| 主要子会社 | 山梨交通観光バス 山交タウンコーチ 山梨貸切自動車 |
| 関係する人物 | 小佐野賢治、金丸信 |
| 外部リンク | http://yamanashikotsu.co.jp/ |
山梨交通(やまなしこうつう)は、山梨県の甲府盆地内を中心とした路線バス網と首都圏・名古屋・関西圏への高速バスを運営するバス会社であり、国際興業の傘下にある。地元では「山交(やまこう)」の愛称で呼ばれている。
目次 |
沿革
山梨交通は戦時中の企業統制により、山梨開発協会を中心に県内のバス会社数社と甲府駅前~甲斐青柳間の鉄道を運営していた峡西電気鉄道を統合して1945年(昭和20年)5月1日に誕生した。
その後、伊勢湾台風等により線路流出等の甚大な被害を受けて赤字に転落した電車線の廃止を1961年(昭和36年)1月の株主総会で表明し、1962年(昭和37年)6月30日をもって鉄道廃止、バス切り替えを行った。
なお、この過程で経営危機に陥った同社に対し、山梨県東山梨郡勝沼町出身で国際興業社主だった小佐野賢治が県内有力者数名に請われて株式を買い集めた。これに防戦する経営陣は西武鉄道会長の堤康次郎を担ぎ出して対応し、いわゆる経営争奪戦が行われ、この最中に開かれた株主総会では滅多に感情を表さない小佐野が会社側株主に取り囲まれる中怒声で「異議あり」を連発した。結局この争奪戦に勝利した小佐野が1961年(昭和36年)会長に就任。会社は国際興業グループの一員となった。
その後の経営は良好で一時は甲府~静岡間を直通する急行バスを静岡鉄道と共同で1時間おきに運転し、県中西部のほぼ全域をくまなく網羅していたがモータリゼーションと度重なる運賃の値上げ・減便で利用者が減少、1990年代には大規模な不採算路線の廃止・山交タウンコーチをはじめとする子会社への委譲も行われ、一部路線は増穂町(現富士川町)や中富町(現身延町)などの町営バスに移管された。
現在では甲府市内と一部の郊外路線を除いては朝夕でも利用者が少なく、収益率の悪い路線バス事業から収益率の良い高速バス事業へとシフトしている。
また近年では、利用者底上げの為に学生定期券の大幅値下げと通学用1年定期券の発売や600円以上の区間の通学定期券は600円とみなして計算する等、主に学生を対象とした戦略に動いている。現在は通勤定期券も600円以上の区間を600円とみなして計算する制度が導入されている。
2000年2月28日より、高速路線以外の路線バスを対象に、独自のバスICカードの導入が開始された。現在では山梨交通本体とともに、山交タウンコーチ(静岡県内の路線を含む)でも利用可能になっている。2002年4月からは、世界で初めて国際ブランドのクレジットカード(マスターカード)と乗車用カードが一体となった「山梨交通OMCカード」の発行も開始された。一方、高速路線の甲府~新宿線では、2008年3月19日からPASMOが導入されている。(車輌運用の都合上、一部高速車にはPASMO精算端末が搭載されていないので要注意→甲府駅・新宿西口以外の途中停留所でその車輌に当たったら現金精算となる。)
2006年2月より甲府駅から敷島営業所の区間で公共車両優先システムが導入された。これは当該区間を走行するバスの情報が山梨県警察の交通管制センターに送られ、交差点を通過する際に信号機をコントロールして、優先的に青にするシステムである。これにより当該区間の遅延解消を図るとともに、今後導入路線を拡大していく予定である。
運賃表示は、10円を1ポイントとして表示する独自の方式(ポイント方式)を採用しており(例:100円→「10」、1750円→「175」など)、路線バス車内には「運賃は10円単位です」という掲示が至るところに見られる。これは旧来の運賃表示幕時代からの流れである。運賃表示幕は全車がデジタル運賃表示器に置き替わったものの、運賃の7セグメント表示が3桁タイプであり、4桁表示が必要な1000円以上の運賃を表示するための策ともいわれている。これらは有力な説であるが、具体的な理由は不明である。
年表
- 1917年(大正6年)6月 山梨自動車運輸株式会社を設立し、甲府駅 - 小笠原(現・南アルプス市)間のバス運行を開始する。
- 1924年(大正13年)山梨自動車運輸は鰍沢乗合自動車を合併する。
- 1925年(大正14年)2月1日 甲府電車軌道株式会社を設立する。
- 1926年(大正15年)7月 山梨公衆自動車株式会社設立する。
- 1927年(昭和2年)6月 山梨自動車運輸と山梨公衆自動車、御岳開発組合が合併し、株式会社山梨開発協会を設立する。
- 1929年(昭和4年)4月 甲府電車軌道が山梨電気鉄道に改称する。
- 1938年(昭和13年)5月 峡西電気鉄道が設立される。
- 1938年(昭和13年)6月 峡西電気鉄道が山梨電気鉄道を買収する。
- 1945年(昭和20年)5月 山梨開発協会、峡西電気鉄道、身延自動車を合併し、百観音自動車、中央自動車商会、クラブ自動車、小澤照雄(小澤自動車商業(現・合同タクシー))、下部温泉自動車、若月荘を統合した山梨交通として事業を開始する。なお、契約自体は1943年11月に行われている。
営業所
現行営業所
| 営業所名 | 所在地 | 備考 |
|---|---|---|
| 敷島営業所 | 甲斐市島上条 | 山梨交通観光バスと施設を共有 |
| 伊勢町営業所 | 甲府市住吉 | 山梨貸切自動車と施設を共有 |
| 塩山営業所 | 甲州市塩山下於曽 | 山梨貸切自動車と施設を共有 |
| 鰍沢営業所 | 南巨摩郡富士川町鰍沢 | 山交タウンコーチと施設を共有 |
- 全車山梨ナンバー
廃止・移管営業所
- 貢川営業所‐1990年(平成2年)に竜王営業所と統合し、敷島営業所に移転。現在はコジマNEW甲府店として営業中。
- 竜王営業所‐貢川営業所と統合し、敷島営業所に移転。
- 湯村営業所‐1989年(平成元年)5月10日付で竜王営業所へ移転。現在はオギノ湯村ショッピングセンターとして営業中。
- 甲府貸切営業所‐貸切バス専用。
- 富士吉田営業所‐2000年(平成12年)廃止。
- 韮崎営業所‐現在は山交タウンコーチ韮崎営業所。
- 身延営業所‐現在は山交タウンコーチ身延営業所。
- 静岡営業所‐現在は山交タウンコーチ静岡営業所。
- 芝川営業所‐貸切バス専用。
- 東京営業所‐貸切バス専用。1971年(昭和46年)に国際興業へ譲渡。
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固有名詞の分類
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